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もんく [とある南端港街の住人になった人]

Room to let

"部屋を貸します"、"貸し部屋あります"と言う意味で"Room to let"。

このアパートの掲示板にもセブンイレブンにもこうした張り紙がけっこう多い。"Room for rent"じゃないかと思っていたけれど、マレーシアではどこでもこう書いてある。

この張り紙はこのアパートに出ているもの。住んでいる人かその友人しか入ってこられないアパートの部屋貸しますって書いてもどうかと思うけれど、契約切れで移動する人狙いなんだろうと思う。だからアパート内の掲示板にはこれが多い。


これはアパートの1ユニットの1部屋を貸すと言う意味。どのユニットもリビングが1つと個室が3つ、それにバスルームは2つにキッチン1つあるので余っている部屋がある家は貸して収入の足しにするのが一般的のよう。

このアパート程度のところだと1部屋が300リンギット(8400円)。この張り紙だとセミ・ファーニッシュドだからきっとベッドだけあるのだろう。壁は塗り替えてあり、シーリング・ファン付きで1月1日から入れる。ただし、女性のみ。ときどき中国人だけとか学生だけなんて指定している場合もある。エアコンが付くとちょっと高くなる。前回出ていた張り紙にはADSLを使うなら36リンギット(1000円)増もあった。それは多分1回線をシェアして使おうと言う提案。

ちなみに1ユニット借りると900リンギット弱(家具なし)だからちょうど1/3の賃貸料はかなりフェアな値付けと言うことになる。水道電気料金も支払いが発生するのでもしかしたらそれも1/3かもしれない。



同じアパートに何人も大勢で住んでいる人たちがいる。それはバングラデシュなどからの出稼ぎで来ている人たち。彼らは夜勤組みと昼勤組に分かれていて一方がいる時にはもう一方はいないので2倍に使えるようになっている。近所のインド食堂の店員さんたちもそうしている。交代の時に道で会うとよく挨拶してくれる人たちだ。1人100リンギットあたりの計算になるのかなと思う。


日本からリタイアメント・プログラムで来る人たちはこうしたアパートは絶対に選ばないことになっている。コンドミニアムと言うちょっと高級で高層マンションを紹介されるためだ。そっちは1ユニット5000リンギット(14万円)以上だから日本よりは広いにしても生活費は日本とあまり変わらなくなってしまうのじゃないかと想像。でもたしか、リタイアメント・プログラムを推薦するときにマレーシアは物価が安いから1ヶ月6万円で暮らせるって言ってたと思った。このアパートだって1ヶ月3万円弱かかるのだから、今時KL近郊で6万円なんてちょっと有り得ないな。


12月31日
さらに1枚追加しました。こっちは冷蔵庫、洗濯機、コンロが使用可。右端に"Stre..."となっているのはADSLサービスの名前なのでそのシェア使用ができる。24時間セキュリティ、プール、ジムに関しては普通の規模のアパートなら当たり前だけれど、きっと外のどこかに貼り出しているからそう書いてあると思われる。ただ、これは中国人のみ入居可。
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