もんく [とある南端港街の住人になった人]

駆け引き その4(後日公開版)

そしてついでだからもう一押ししちゃったりする。
(サービス、サービス)


私「ところで新しい改造プランについて何ですが、これをうちで見積もりするとけっこう高額になりますね。」
客「.......」(こちらの営業がいつも高い見積もりを出すものだから、そりゃそうだと思っている。)
すかさず、
私「別の装置についているあの使っていないデバイスをここに流用したらほとんどお金要りませんよ。」
客「 ! 』
私「それに改造をこちらで見積もると時間がかかるしどうせ高いでしょう。うちで使っている現地エージェント会社にやらせたらいかがですか? 安いでしょうし、私が直接アドバイスだけはできますから。もちろんうちの営業には秘密にしといてくださいね。」
客「 !!!!! 」

と言うように話はトントントンと......


お客様にとっては良心的と思われるだろうが、雇われ人(しかも下請け)としては背信行為だ。
いやいや、これには深いわけがある。


お客様が納品した物を改造してしまうってどう言う事ですか?

そう、こちらは製品に対してこれ以後性能保証しなくて良いって事です。
そうなればだいぶこちらの仕事は減ります。
使ってみて不都合があるか無いかに関わらず残金もいただき易くなるって事ですね。
しかもお客様に喜ばれて、めでたしめでたしなのであります。



こんな駆け引きは仕事の中にあるちょいと楽しいお遊びなのであります。
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