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もんく [とある南端港街の住人になった人]

マレーシアの人はよく休むけど

マレーシアの人は日本人に比べたらよく休む。

前の会社の時なんか、スタッフと現場でマレーシア国籍の人の出勤率が、確か80%台だった時があったように記憶している。だから毎日誰か居ないって事になっていた。今の仕事場はそれよりマシだけど、公休の前後は必ず最低1週間休みにするとかってのは普遍的にあるから、外国人労働者が週休1日、拘束時間12時間で何年も休まずやっているのと比べると、天と地、雲泥の差、猫とコバンザメ位の差がある。

と、言うのが事実だけれど、別にそれを責めようとは全然思わない。なぜなら、宗教の事や家族の事もどこの誰にもあるわけで、その事が大きかろうと小さかろうと、それはそれで自分で決めて休むと判断しているわけだから。それに共稼ぎが多いからちょっとした事でも家族の誰かが何かしなければならないと言う事情もありそう。

日本人が休まないのは、まさにこの点で、自分で自分の休みとか仕事の具合を判断や調整しないからなのだ。会社が休みだから休む。公休だから休む。休んで良いと認められているから休む。要はそれだけ。逆に休みになっていない日は有給休暇がたくさん残っていても休む理由が無いって事になって休まないって事でもある。

どうしてそれがわかるかと言うと、逆の場合をよく経験するから。海外でやっていて日本と何かしらのやり取りをする事もけっこうあるのだけれど、こっちのスタッフが公休でも無いのに休んでいると怠け者のように言う。でもこっちが大変で緊急性がある時でもゴールデンウィークとか何々の日ってなると日本人は平気で休んでしまう。それで連絡がつかなくなって困る事が多い。

働き蜂の日本人なら海外で誰かが困っている時に休みも返上して、できても出来なくても何とかしそうなイメージってあるわけだけど、そんな人ってのは実はほとんどいない。相手がお客さんでもそうなのだ。結局、日本人は自分で自分の休みどころも判断できない人間の集まりってわけ。それで働きすぎとか言って何年か前に政府が適当な理由を付けて公休を増やした時期があった。(その時も海外にいたので未だに何の理由で休みになっているのかわからな日が自分には多いんです。)

って、わけで、私が思うのは、自分の都合で休みを決めると言うクセをつけなければいけないんだろうと言う事。その為にはカレンダーの旗日全廃。土日含めてカレンダーは単色でしか印刷してはいけないと言う法律を作る。一定日数か時間数を超えて働いた分の所得税は超高率とする。雇用している企業も超過時間数に応じて高率の税金がかかるようにする、と言うのが良いと思う。深夜だからとか、休日出勤だからと、そう言う誰かが勝手に決めたスケジュールじゃなくて、自分で時間をマネジメントして働くって言う方法に転換していかないと、いつまで経ってもX畜みたいなのから抜け出せないんじゃない? その点においてはマレーシア人の方が上なのだ。でも、もし日本が率先して自分で決める休日制度なんか作ったらけっこうカッコいいんじゃないかと思うな。
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