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もんく [とある南端港街の住人になった人]

今朝の世間話と冷たい態度

今朝、いつものように8時過ぎに工場に到着すると、珍しくある中華系のスタッフの1人がこちらにやってきて話を始めた。そうしたい気持ちは話す端からわかっていた。

それは前日の生産会議での話に端を発する。


その人は生産管理の仕事をしている。ある製品は受注生産のような形になっているので少量多品種生産になる。たまに大口もあるが。その会議で、少量多品種を切替ながら生産するとトラブルが出易いから生産指示を品種ごとにまとめてくれと言うものだった。

だが、彼にはそれができる場合とできない場合がある。多くの場合それは無理だ。なぜなら納期がそれほど長くないので注文が入り次第に生産開始しなければならない。どうしても切替は多くなる。それを言い出したのは生産側とメンテナンス側。彼は営業からの要請があるのでいつでもそれができるわけでないと説明するしかなかった。

バックグラウンドには機械の調子が悪くなると言う現象がある。原材料を交換するとそれが悪さする。問題ない場合もあるがダメな場合もある。機械に問題があると彼らは結論付けている。そしてその議論はこちらにも回ってきた。日本の技術に言ってどうにかしてくれと。


自分は、悪いがここでは冷たい態度を取ることに。

なぜなら、自分はその担当じゃない。メンテナンスもエンジニアリングも自分の仕事の範疇にない。普通ならそれでもできる事なら何とかしてやる事にしているが、今回はあえてしない。隣を指差してここにエンジニアがいるでしょう、と。


そのエンジニアの仕事は、メンテナンスだと自ら言っている。メンテナンスの定義は何かと言うと、壊れたら治す、らしい。正直言って、アホか!と思っている。日本に助けを求める前にやる事は山ほどある。改造が必要なら改造する、スペアパーツがもっと必要ならパーツリストを更新して買って置く、今より短い期間でのメンテナンスが必要なら毎日短時間でもスケジュールを作ってやる、などなど。

そもそも壊れたら治してやる、機械が壊れるのは機械のせいだ的な考え方が気に入らない。それで生産管理に生産指示の出し方を変えろとは...


と、言っても能力が無いのは仕方ないと言えば仕方ない。そこが限界なのか?
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