もんく [とある南端港街の住人になった人]

映画「REBELLION (リベリオン)」-反逆者

理想的な思想と言うものはしばしば人を支配する道具に使われる。

理想的な思想は人を納得させ、その後に無感覚、思考停止へと導く効果がある。それを支配のための道具に利用する人間も出てくる。元々の思想の中の理想部分はいつしか死してしまい、形骸化し、支配のみが残される。理想的社会は無感覚な社会となり思想の基に争いは封じられるが実は恐怖政治が行われる。


この映画は中国をよく観察し、そして揶揄している。この映画は中国で公開されたのだろうか。戦争があった当時は銃口は外部に向けられていたのだろうが理想の社会では銃口は自国民に向けられている。天安門事件を想起させる。


現実の社会においては多くの課題があり、人はどうしても理想的な社会を望む傾向にある。思想や宗教やその他いろいろだが、本当に課題を克服したいのであればやはり自分自身がその場その場、その日その日を何とかして行くしか方法は無いのではないか。
理想を何かに委ねるならそれは支配の始まりになるかも知れないのだから。

(結果:現代社会に照らして見よ。)

コメント一覧

orang-u
コメントありがとう
コメントありがとうございます。

もう古い映画になってしまったのに見ていただいてありがとう。
ちはや
うんむ・・・
なるほど。

はじめの理想で支配されるようになっても、教義がメチャメチャな理想からは、すぐに引き上げることができなければ、支配下にあったことは言い訳にならずただのおバカさんですよね。



よーく考えてみよう。
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