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もんく [とある南端港街の住人になった人]

マレーシアで製造業やるメリットって?

さっきある人と物を作る関係の話をしていた。その中で、もしマレーシアでそれか、その一部を生産するとしたらと言う話が出た。経験上、マレーシア国内で売るのでも無ければメリットが無さそうな気がする。

まず、値段が高くなる。以前、金型を作る話があって、見積を取ったら日本と変わらなかった。すかさず、それならタイで、と言う意見が出る。金型代が高いからこれまで作ってきた製品を型更新してまで作り続けると言う選択肢が無くなる。

それ以外の物はどうか? 金型と同じだ。機械関係の物業者さんに依頼して作るとこれもけっこう高い。それなら何でもある中国から買えとなる。本当に中国には今は何でもある。出来合いの物がいくらでも買える。マレーシアはそれが無い。

人はどうか? マレーシアは今や大学卒が半分になっているけれど、満足できるレベルとは全く言えない。時々使える人がいると思うと留学帰りとか海外で長く働いていたとかはいる。でも、ほんの少し。ほんの少し良い人がいるのは救いにならない。大多数がダメだと結局同じ。意味がない。

人件費はある程度安い。これは外国人労働者がいて最低賃金、長時間労働希望で働くから。これは別にマレーシアである必要も無いと言う事でもある。

技術レベル、推して知るべし。良い人がいないところに良い技術はない。だいたい技術を外国から入れて即お金の替えようと言う発想がほとんどで誰もそれに疑問を持たないらしいので困る。つまり自分で独自にできる事が無いと言うわけ。

材料はどうか? これもほとんど欲しいものは海外から来る。別にマレーシアである必要はない。


作る事だけ考えてもマレーシア、あまりお勧めじゃ無い気がする。何か気付いていないメリットってあるのか?
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