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もんく [とある南端港街の住人になった人]

マレーシア その6 -Roti

「Roti」と書いて「ロティ」。

「ロティ」は日本で言う「パン」の一般名称なんだけれど、その中でも「ロティ チャナイ」と言えばインド系なんだかマレー系なんだかわからないけれど、朝食の代表。そして安い料理の代表でもあるかもしれない。

平らな台の上で丸い小麦粉の玉(実際は小麦粉に油と少しの塩を混ぜてある)を平たくしたら、写真のおじさんがやってるように空中でクルリと回しては薄く大きくしていく。薄くなったら油を引いた鉄板に乗せ、その上に具(卵、タマネギ、イワシの缶詰)を置いてから四隅を畳んで四角く表裏焼き上げる。

これと小皿のカレーのセットで30円(具無し)~60円。だいたいはミルクティーかコーヒーを注文するので、合わせて80円程度の朝食になる。そんな安いものなのにこれが美味い。皮が薄く焼けてパリパリするところと厚みが少しあってモチモチするところの食感の混じり合い方、小麦粉の単純な味がなかなか。それを手でちぎってあまり辛くない付け合わせの野菜カレー(野菜カレーが多い)をつけて食べる。


写真は代表してティオマン島のロティ屋おじさんに登場してもらいました。
ロティの滞空時間が短くて空中で丸くなったところが撮影できなくて残念。


余計な事だけど、このロティ屋さんの下は小さな池の上に建っている。このおじさんの下(つまり板1枚隔てた床下)には何と1.5m以上もある大トカゲがいつも数匹たむろしている。それを思うとすごいシュールな感覚に....。もちろんお客の我々もその上で食べているんだが。
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