最近はネット通販で物を買う頻度が高くなっている。行動制限があったのももちろんあるがそれ以前から安いし、店を探さなくても検索できて値段の比較も簡単。それと場合によっては海外から買う方がいろいろ選べたりと言うので使っている。だからお店で物を確認した後にネット通販での値段を調べて安い方で買うと言うのもしてしまう。お店の人には申し訳ないとは思うが。
実は今日もそれをした。近所のペットショップだとあまり品揃えが無いので前に住んで知っている地域の数店を回って物を確認。なぜなら、ネット通販では品質表示が十分でないからだ。特に今日のオカラの猫砂は含有物の表示が大事なので。せっかくオカラが主原料でもベントナイトが含まれているのがあったりして、それじゃ全然意味がないと言うわけ。結局、含有物の表示があったのは多くある商品の中で3点のみ。その中からこの会社の商品を選ぶことにした。
値段は...と。
ここで店を出てすかさずネット通販での価格を調べる。送料込でもちょっと安い。2個買うと差が付くし、今後買い足しする事を考えるとネット通販の方が有利だった。と言うわけで、お店には悪いが見るだけ。買って帰ろうかとも思ったのだけど。
お店で物販と言うのはこれから難しいだろうな。何か通販に勝るメリットが無いとな。特に体験と言うのが伴わないただの物販はどうなってしまうんだろうか?飲食店は味とか接客とか雰囲気とか物販よりそこに行かないと無いものがあるが、物を売るってどうなのかな?
そうそう、昔いた台湾には面白い商売があった。それは檳榔(ビンロウ)屋だ。(検索してみて) 当時は規制が無かったから店どうし競いあって超過激だった。何が過激かと言うと、ガラス張りの小部屋が通りから明るく見えている中に若い女性が入っている。お客を誘う為に水着のような下着のようなのを着ている。正面ガラスの中央にテーブルがあって、もちろん足側もガラス越しに見えるわけだが、テーブルで檳榔をナイフで切ったり包んだりして用意してお客を待つ。
売ってる物はその檳榔にタバコに缶ジュースだけ。つまり安い物ばかり。そんな物を売る為に夜にそこを通り車からよく見えるようにして誘い入れている。そんな店が台湾にはたくさんある。と言うよりどこにでもある。たぶん、競争激化で考え出された商売の形態なのだろうけど、まさに物販でありながら体験重視になっていた。(いかがわしいのは見た目だけで風俗じゃないよ。)ある時、政府がその過激さを見兼ねて少し衣装が大人しめになったっけ。
製造業だってiPhoneに代表されるように体験を重視すれば他が1万円とか2万円で売っているところ、10万円で売れたりするから、小売業だけの事じゃないんだよなあ。とりあえず、物を売るって大変な事だなと思った。
台湾のビンロウ屋のような商売って日本でもできそうな気がするけど、どうなんだろう?水着じゃなくてコスプレでコーヒーとかアイスクリームでも。