もんく [とある南端港街の住人になった人]

映画「ハウルの動く城」

最近、ニートやフリーターの増加が問題視されている。
現代の日本社会は今だに人を「管理」する事で成り立っている。成り立っていると多くの人々が「思っている」と言うべきかもしれない。思っていると言うことはそうしようと、つまり誰かが誰かを管理しようとしていると言うことである。管理しようとする事はつまり拘束しようとする事につながる。

管理する事でシステムはうまく動くだろう。経済だって繁栄するし戦争だってできる。しかし管理される個人は幸せにはならない場合がほとんどだ。そう言う事は多くの人が経験しているし感じているがどうしようも無いとあきらめてしまうか感じないように目をつぶって我慢している。なぜならこの社会で生きていくにはその社会の方法論に従う必要があるから。

しかし何の制約もなければ通勤に便利だがごみごみした空気の悪い所に住む事なんかせず、気候の良い南の島のビーチか花々の咲く広い田舎にするだろうし、いにしえの俳人のごとく旅に暮らすのが良いと考えるかも知れない。
今後、日本は人を管理することによって繁栄する社会を続けるのだろうか。それとも違った方向へと進める事になるのだろうか。フリーターを問題とする前にフリーターが問題だと考える社会の方が問題ではないのだろうか。

「管理」「自由」「身勝手」に「愛する事の力」

この作品でやっと宮崎アニメが映画として見られるようになったのではなかろうか。(おめでとうございます。)
しかし他の方々の批評があまりにも悪いのでどんなものかと思っていましたが、何だけっこうイケてるじゃん、と言ったところですね。多分今までの説教じじいみたいな映画の方が評価されるのでしょう。説教じじいみたいなのだと安心して見てもらえるのでしょうが、そこから踏み出すと「わからん」てことになって結局中途半端になってしまうのかも。今回のはそこらへん割り切ったのか原作がこうだったのかわかりませんが私は良かった方だと思います。
(結果:良くできました)

コメント一覧

猫姫少佐現品限り
こんばんは!
http://blog.livedoor.jp/nekohimeja/
echo&コメ、ありがとうございました!

あたしが宮崎アニメに求めているものは、

実は、微妙な乙女心なんです。

この人、オ(イ)ジサンのくせに、そのあたり、うまいんですyo。

またよろしくお願いしますね。
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