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もんく [とある南端港街の住人になった人]

「わからない」を作りたい

家がまだ塗りあがっておらず動けない状態だが、どうやら11月半ばまではこの状態が続くことになりそうだ。その頃には寒くなっているだろうか?とはいえあと10日間のみではあるが。



活断層ハウスを改造しに行けなくて頭の中でいろいろ考えている。考えているのは一言で言えば「どんなふうにしようか」なのだが、いろいろ考えてもなかなか決まらない感じがある。なぜなら何の制約も無いからで、つまりはテキトーにやっても構わないし、普通の住宅ふうに真面目になっても構わない。自分がルールだから。もちろんLDK方式やろうとは思わないのでどちらかといえばテキトー方面に行くが、このテキトーはさらに難しい。

そして、あることに気付いた。どうやるかの前に、何を作りたいかというのがあるな、と。自分として何を作り出したいかだ。

今こうして仕事も持たずににただ生きている状態だと家に要求するものがこれまでとはずいぶんと違ってくる。仕事が外であって帰ってくるという生活の時には生活パターンがプログラムされていたからある種の利便性を満たすことが必要だったが、それが無くなると部屋はもっと機能別でなくてテキトーなものの方が良いように感じる。例えば猫が出窓に出て外を眺めながら寝てしまうが、その時に出窓の内側に自分も寝ていたら良いように思ったりするし、部屋の配置や高さや角度がなんと言うか、「理に適っていない」方が良い気がしてきている。

これは野に生えている木や花を眺めるのと同じで見ていて人には理由がわからない形をしているべきだと考える。そこにいることが「気持ち良い」みたいなのは建築デザインでよく意図されるが、それすらも必要ないというか、邪魔に思える。ただ「わからない」で良くて、わからない場所でテキトーにできることをすれば良いのだ。

そのうち続く
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