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もんく [とある南端港街の住人になった人]

間違いだらけの・・・日経新聞

この本を図書館で買ってもらおうと考えてリクエストしてみた。買ってくれるだろうか? そもそもこの町の図書館にリクエストって、する人がいるのだろうか? とりあえず待っていよう。

この本をリクエストしたのは例のスペインのコーヒーの飲み方を知りたかったからだ。たまたま昨年11月に出版されて、図書館リクエストの期限3ヶ月後にぴったりだった。何とまあ、都合良く! これ以外にコーヒーの文化を書いた本は見つかっていない。どれもコーヒーを物として扱う本ばかり。それはそれで面白いかも知れないが・・・


日経のAIに関する記事が出てきていた。またか、と言いたい。
別にAIの記事を出すのは良いと思うのだが、何かこうして新しいもの、特に新しい技術のようなものについて書く時に、なぜこんな幼稚なタイトルを付けてしまうのだろうと考える。

(今回、記事の中身は全部読ませてもらって書いています。)

新しい技術が世に出る時、多くの場合、特に日本では批判した方が目に付き易い。EV、太陽光発電その他いろいろ、希望的な観測がほんのちょっと出た後に必ず批判が前に出る。そういう事が何度も繰り返されている。ある程度社会人経験を経ている人なら誰にでもわかるが、誰もおかしいとは言わない。不思議だ。真面目な話、冷静になった方が良い。初めて携帯電話が世に出た時の事を思い出すし、Yahooニュース中のタブのIT系記事なんかほとんど危険性を捲し立てる記事で埋め尽くされている状態が長かった。他国版Yahooは全くそんなのは無かった時代に。

ところでAIだけれど、これは電卓ソフトのように正誤判断で論じられるものだろうか? もちろんそんなわけはない。間違いだらけと言っても現時点で簡単に人が判断できる間違いが出てくるというだけの事。この先、時代は進んだ時、何を正解とするのだろう? 人工的に作った正真正銘「知能」が正しい事を言うようになったとして、それはどんな事だろうか? 例えば、環境問題への取り組みでなんらかの正しい忠告を求めた時に、「人類は滅亡すべし」「このまま少子化を促進して人口を現時点の1/10にすべし」と言ったら、我々はそれを正しいと考えるだろうか?

そうなると「正しい」の定義の方が問題になる。自分にとって不都合な事は正しい答えの中には入れないでくれとAI氏にお願いしなければならないとしたら、誰のどこまでの意見やお願いを考慮すべきか検討しなければならなくなる。そうして正解からはどんどんと離れて行ってしまう。AIにも本音と建前が出てきたら本来的な知能を備えた事になる? 笑い話にしかならないが。

話を戻して、もしAIに正解を求め続けてそれが実現するとなると、それは絶対の正解という事になって、要は人間が到達できなかった神の領域、もしくはスーパーマンになるだろう。そんなの有りか? そんなわけない。未だかつて、哲学においても政治やその他の各分野においても絶対の正解というのが出ていただろうか? まさか。それこそ電卓ソフトじゃないのだ。

とりあえず、こういうタイトルは止めた方が良いし、読む方も注意した方が良い。この記事のタイトルも日経の記事風につけてみた。
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