もんく [とある南端港街の住人になった人]

人生のビジネスモデルを

学校はいろいろな事を教えてくれる。
足し算、引き算、漢字の読み方と言う基礎的なものから、最先端の技術における細かい専門的な内容までありとあらゆる事を。

でも、ただ一つ教えてもらえないのは「人生のマネジメント」についてだろう。学校は絵を描く方法は教えてくれても、それを売る方法、宣伝の方法、値段のつけ方、店頭への並べ方、誰に売るか、想定するお客は誰でその好みは、その調べ方までは教えてくれないだろう。

とりあえず成功例は居る。世の中に画家と言う職業はあるのだから。その人がどんな特徴的な描き方をするのか、描く対象をどう捉えているのか、絵の具の混ぜ方、そんなあらゆる技術は分析されて教科書に書かれる。だから学生はそれを参考に絵を描ければ良い。学校にできることはここまでだ。

けれどそれができたからと言って絵が売れはしない。
芸術家は死んでから注目される事もある。売るのは芸術家の仕事ではないし、商業的な絵に価値はない。世の中が生きているうちに自分を発掘できなかったのかもしれないし、産まれてくる時代が早すぎたのかもしれないと考えるのも良い。

いやいや、単にマネジメントを知らなかっただけだったらどうか。その可能性は無いだろうか。たったそれだけの問題を解決できなくて絵とともに墓に入る画家がいるとしたら、
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