もんく [とある港街の住人]

「危惧」の底にあるもの

こんなTBをいただきました。読み直していたら重要な事が書かれているのでここにURLを書き留めておきます。
絶滅危惧種の考え方と進化過程にある人間 -目指せライトノベル作家!!


犬:かわいい。猫:かわいい。
豚:美味しい。
牛:美味しい。
パンダ:かわいい。
イルカ:頭が良くてかわいい。
クジラ:頭が良くてかわいい。
ゴキブリ:汚い。
蚊:うるさい。病気を媒介。
蝿:うるさい。汚い。
スズメ:かわいい。
烏:ゴミを荒らす。汚い。
鳩:平和のシンボルだけど糞が汚い。
ねずみ:病気を媒介して汚いが、ある種のねずみはかわいい。


人間は動物を頭の中で勝手に分類して区別します。
パンダが「かわいい」と思った瞬間にゴキブリは「汚い」になります。そしてパンダの絶滅を「危惧」しますがゴキブリには殺虫剤をかけます。

ある動物がどちらのめに合わされるか、絶滅方向へ追いやられるか保護されるかは人間次第と言うことです。どちらも同じライン上にある事なのです。

平たく言えば「エゴ」です。



だからと言って絶滅を危惧や保護が無駄な事だと言うのではありません。
自分が危惧したり保護したりしているのは何故か、そして自分は何をやっているかを「自覚している」かどうかが重要だと思うのです。



上のブログの九十九さんは「そんなちっぽけなモラルなら捨ててしまった方がよほどいい。 」と書かれています。

捨ててしまう方が良いかどうかは置いておいて、私達が今現在思うモラルは明日や100年後にも通用するものでしょか。1,000年前や10,000年前は通用したモラルだったでしょうか。そして現在でも地球の裏側で同じモラルが通用するのでしょうか。それは分かりません。このモラルさへも我々がつい最近、勝手に考え出したものである可能性が強いのではないでしょうか。



私の考えるモラルも正義も善悪も、多分、普遍的ではありません。
隣の人にすら分からない、親兄弟にだって通じないような事かもしれません。だから争いは絶えません。だから何かを破壊し、何かを殺し続けます。そして動植物物のあるものは絶滅します。



ある遊牧民の男がたいへんな砂嵐に遭遇してしまいました。彼の羊の多くは死んだり行方不明になりました。しかし、彼は嘆いたり悲しんだり怒ったりはしませんでした。「どうしてそんなひ平然としていられるのですか?」ある人が聞きました。男は「これはコーランに書かれている事だ。」と答えました。

私にとっては悪い出来事でもそれが絶対的に悪い事であるかどうかは神にしか分からないと言う事なのだそうです。自分の思う善悪が絶対だなどと考えるのは思い上がりです。


つまり、自分が間違っている可能性も否定できないし、自分が充分に良心的であると思っていても実はわがままであると言う事も考えておかないわけにはいきません。

コメント一覧

九十九 
TB遅れてすみませんでしたw
就活が忙しくて、TBしていただいてることに気がつきませんでした。かなり前の記事にTBしちゃって、ごめんなさい☆



モラルの話、大変興味深く読ませていただきました。

また、個人的には「私達が今現在思うモラルは明日や100年後にも通用するものでしょか」という一文にとても共感を覚えました。



善悪の判断はとても難しいですよね。表から見ると善の行動でも、裏から見ると悪なのですから。今回のアメリカの戦争などが、その典型的な例なのでしょうね……。



長々と失礼しましたw では
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「いろいろ雑記帖」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事