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もんく [とある南端港街の住人になった人]

村のパン屋 日本版

マレーシアにいる時から気になっていたパン屋に行ってみた。店というよりも普通の家だった。表の黄色の小さな立て看板があり、そこが目的の店だとやっとわかった。家の半開きの玄関を覗くとパンや野菜が置かれていて、座敷にご主人が正座して座っていた。タオルを頭に巻いていて今まで窯の前にいたのかと思わせる出立ちだ。話し出すと温和な人柄がよくわかる。パンについて一つひとつ丁寧に説明してくれる。いくつか買って帰ったが、想像していたヨーロッパタイプのパンでなく、中がもっちりとして小麦の味と自家製ドライフルーツのハーモニーを口の中でゆっくり噛んで楽しむタイプの物だった。美味いよ。

 

母がだいぶ弱気になっていてた事もあり、受診した整形外科の医師の話を一緒に聞いてきた。背骨がズレている事から神経を圧迫しているとの事だった。座ってばかりいないで筋力を衰えさせないようにすべきだそうだ。

病院の帰りは近くのスーパーに寄って自分でバスとタクシーで帰ると言ったので、それもまあリハビリかなと思い自分だけ車で帰った。その後、母は暗い中1時間近く来ないバスを待ったそうだが、バスは来なかった。あまりに遅いので携帯電話にかけるとバスが来ないまま待っていると言う。仕方なく迎えに行く事になった。それでもまあ、弟に頼る事なく自分でやろうと思うならそれもヨシ。

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