でも、ちょっとこれは失敗だった。裏面をよく見ると、オーディオは英語となっていた。けれど、さらに悪い事に、実はそれ英語版どころか中国語吹き替え版だった。英語にすら変更できない。何ていい加減な!救いは英語字幕があること。台詞が複雑なニュアンスをあまり含んでいないらしくて英語字幕でほとんど理解できる。
それにしても、マレーシアの中国語吹き替えは酷い。よくカンフー映画とかコメディ映画で台詞じゃなくて叫び声とか合いの手とか意味の無い声、そんなものが入るけれど、この映画の戦闘シーンにそれが平気で入る。「アヨッ」とか平気で入ってる。それだけでも相当に変なのに、あまり心を込めてやっていないと言うか、話が分かれば良い程度に考えているのか、映画的にけっこう台無しって感じになる。笑わせてるのか、みたいな。他の映画の吹き替えってどうなっているかわからないけれど、吹き替え版は見たくないと思わせるに充分だ。(もっとも中国語吹き替え版なんて見るわけないけれど。)
ところでこの映画、評判悪いと言うのを知っていて怖い物見たさで見ている。
前編はえっ、ここで終わっちゃうの? でもまあ、仕方ないかと思っていたけれど、後編、意外に複雑だった。よく考えれば前編は敵が巨人だけだったわけで、巨人には人格が無いような感じで要はシューティングゲーム。後編になってそのままシューティングゲームじゃ、そりゃおかしい。映画にならない。
そこで後編は前編に出てきた人間どうしがちゃんと争うように出来ていた。それも最もらしい(?)理由付けをされて。しかしながらそりゃ、ちょっとリスキーな考え方過ぎやしないか?、と思えもする。納得し辛い感じ。
たぶん、こんな事は他の人がけっこう書いているのじゃないかと思うのでここで止め。
巨人の誕生秘話が出てきたのだけれど、あれ?、聞いた事あるような..... そうだ、ゴジラってこの巨人と似た感じで大きくなったんじゃなかったっけ? ゴジラの元が人間だったら...なるなる。もう1個、巨人てのは中に元の人間が入っていて巨体をコントロールしている。あっ、これってガンダムの生肉版だ。
新しいアイデアは既存のそれを新しい場所に置いたようなもの、と言われるけれど、確かに。巨人を生み出す発想としてはなかなかユニークだなあ、と思う。犬とか猫とかゴキブリとかを最初に巨大化してコントロールできなかったから人間もさらに巨大化させて身体に赤と銀のペイントしてウルトラマン対怪獣、みたいなのもできるかも。
いろいろな可能性ってのがまだまだ世の中にはあるものだと感心。
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