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もんく [とある南端港街の住人になった人]

時間は巻き戻せないとABBAを聴いて思う

8月4日にABBAの事を書いたけれども、その後も毎日聴き続けていて、もうかなりの曲を聴いた。

その中で気に入った3曲(今の時点で)は下の3つ。

The winner takes it all (ベスト)


S.O.S (すごく良い)


The Visitors (カッコいい)


皆さん知ってる曲ばかりで面白くも何ともないセレクションかもしれないけれど、仕方ない。だって40年も前の曲だし。

ところで、ABBAに限らず昔の曲をこうして聴いて映像を観ていると、曲や映像の良さ以外に別の感情が強く心の中に現れてくる。それは「時間」だ。時間の流れとか、過去とか。観てる映像は40年前のものなのになんて生々しい。演じられたのは40年前なのにこれを感じているのはたった今。

あの時自分は何やってたんだっけ? (もちろん生まれてた) ABBAが活躍していたのは高校時代から大学あたりまでかな?あの時、確かにABBAはFM放送から流れてきていた。英語の歌だから何歌ってるかは分からなかったけれど、確かに聴いた。それだけだったんだよなぁ。

もちろんABBAばかりじゃなくて他の音楽もそうで、ただ耳から入ってきては出て行った。ああ、あの時にどうしてもっとちゃんと聴けなかったんだろう? 今になって思うのは、音楽だけじゃなくてその他のいろいろなものが自分にとって重要と感じられるにはやっぱり経験と言う蓄積が要ると言う事。蓄積が無いと音楽はただの音なのだろう。何にも感じられないんだ。

そうこうしているうちにABBAは逃げちゃったんだよな。ベートーベンとかはとうの昔に死んじゃってたからある程度仕方ないけれども、同じ時代に立ち会っていたにも関わらずボーっと生きてたって、これはどうしても悔しくて仕方ない。別にABBAに限った事じゃなくて、いろいろある。いつの時代の物事も後になってどうして自分はそこに居て何もしなかったんだ!、と思う。

いつでも、いくつになってもこうしてボンヤリ生きていて、後になって気付いて、そして後悔して死んでいくんだなと、そう思う。何を始めるにしても遅いって事は無いと人は言うけれども、時間は巻き戻せないと言う事実は変えられない。
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