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もんく [とある南端港街の住人になった人]

人間は逆らって生きるもの

きなこを見ていると人間と猫の違い、それはつまり生物学的な違いは当たり前として、生き方の違いというようなものを考える。

猫はその場その場で心地好いやり方を選ぶのに対して人間はその場では心地好くなくてもその時点を経ることで後からメリットを得られるやり方選べる。もちろん猫風のやり方も同様に選べる。

どちらが良いかというのはいろいろある。でも、教育や社会などを受け入れることによって猫的なものに逆らって生きるものなのだとは思う。教育はまさに逆らうためのものなわけで、無理して何かできる、やってみられる動機とスキルを与えてくれる。社会の構造もそうで、別に自分に動機のない動きをやらなくてはならなない。

自分もそうして長い時間を他者の動機のために使ってきた。特に情熱もやる気すらなくても、もっと言えば嫌でもやるというのを。ただそれは何かの都合や偶然に自分の前に転がってきたことでも、自分自身の一つ上のレイヤーではやるしかないとなっていてやった。

そういうのは、即ち自然に逆らって生きるということだし、人間はそうして生きるものだと考える。

変だけれど、そういうやり方にはメリットもある。これはけっこう大きなメリットで、「読めない展開」がやってきて面白いしそれに対処する度胸がつく。そして次のステップへと行かれる。

続きはまたそのうちに...
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