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もんく [とある南端港街の住人になった人]

「君たちはどう生きるか」を周回遅れ、しかも漫画で読む

この本(漫画)、とても良い本だったよ。



まず言えるのは、ポジショニングが独特だということ。
教養系の本は知識側に偏った本とその解説本が多くて、応用はノウハウ本に譲る。知識系は読んでいてつまらなくなるのが多く、ノウハウ系は著者の意見に基づくのが多くていろいろアレ(略)だ。



この本は一般的な知識とか常識的なことをベースにした応用というか、アプリケーション本になっている。我々は学校で勉強して知っていることは多いがその使い方とか考え方とかはテストで出ないし勝手にしろで終わってしまう。この本はそれを補っている。(でも正解を提示いているのではない)



一例としてナポレオンの話が出てくる。ナポレオンが偉大な人だとは誰でも知っているが、どう偉大なのかは問われないし考えもしないし、ナポレオンから学ぶべきところもスキップして済ましてしまう。これはそれに関してちゃんと焦点を当てている。

また、悩みや苦しみに関しては「先生に相談しなさい」じゃなくて、それに対するある考え方が提示されていてその後に自分のとるべき行動は何?みたいに踏み込んでいる。子供向けの本だけれど大きくなり過ぎた子供も読むとよいと思う。


これに類する本は他にあまり無いのじゃないだろうか?ブックオフで220円で買えるし漫画だから1〜2時間で読み終えられるのでお勧め。来年になると思うが、ラッキーバナナクラブの本棚に置いておこう。


ところで、この原作から宮崎駿監督でアニメ映画が作られていたのは知っているが観ていない。そのうち機会があれば観てみようと思う。ずいぶん違うのだろうけど。
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