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もんく [とある南端港街の住人になった人]

マレー人は自分で決めるって事が死ぬほど恐ろしいらしい

マレーシアにいて仕事する上であまり民族間の違いと言うのは感じないが、
ちょっと違う事は確かにある。
例えば.....


マレー人の場合、何か決めてやろうと言う時に、
かなりの確率で「xxxと話し合ってから決めます」と言う。

それに対しては
「話し合わないで自分だけで決めなさい」と返す。


彼らは何か重要な事を決めるのに話し合って決める事を普通だと思っているらしい。
そう言えば、前に住んでいた住宅街で何か決め事が必要になった時に
話し合いを言い出したのはマレー系住民だった。
中華系は仲間内どうしで何でも決めていたような。
インド系、話し合いみたいな事はしているのを見たことがない。
文化なのか?


で、話し合って何か決まるかと言うと、
99.9%決まらない。
決まらないとそのままにして何もしないか、
XXXに聞いてみようとなる。

聞いてみようと言うのは任せちゃおうと言う意味。
つまり任せて自分の前から問題を払い出そう。
もう自分の問題じゃないよと言いたいだけ。

もし話し合いで何か決まるにしろ、
その意味は責任を薄めるか回避すると言う意味にしかならない。


だいたい、XXXと話し合おうと言って、
そのXXXがそれなりの案をちゃんと持っていそうかどうか、
何か出来そうかどうかと言うと、
先からわかっている事でそんなのは全くない。
そんなの話し合い先からわかっている。

なぜなら、その仕事を放って置いているのは
もともとそのXXXに案も無ければ完成させようと言う意思も無いからなのだ。
話合いは最初から無駄なのだ。

でも、習慣的に「話し合いで....」とやってしまう。
何て無駄な事。



こんな事もあった。
ある部署のマネージャにある書類の書式を変えて欲しいと言った。
つまらない事に時間を取る書式だったから。

最初はそれは良いなと言っていたが
いつまで経っても何もしない。
どうしたのか聞いてみると
話合いをして決めると言う。


おいおい、それ、話し合いで決める性質のものじゃないだろう。
あんたなそこの代表なのであって、
自分で決めてこれからこうします、で済む事じゃないのか?
で、結局彼は自分で何も決められないまま何か月も経っている。
その書式のために面倒な事務仕事をずっと部下にさせ続けている。

ちょっとの事でも自分自身で決める事が天地がひっくり返るほど恐ろしいらしい。



話合わないで決めるのを習慣にしたいのである。
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