もんく [とある南端港街の住人になった人]

映画「天空の城ラピュタ」

この映画の面白さがわからない。
登場するキャラクタは予め「権威主義者」「悪人」「強欲者」「物知り」「善良者」などと決まっているがそれがいったいどうしてか、全くわからない。説明もなしに無邪気にそこにいるだけだ。そのために本格的に感情移入できる人物が出てこない。街を破壊する怪獣と戦うヒーローの構図の無邪気さとそんなに違いが無い。悪人(自分から悪人に見える他人)に同情の余地も何も無いと思ってしまって良いなら一生相手の立場に立って考えるなんて事はできないだろう。悪人はただ懲らしめるべき存在なのか。

科学や技術に溺れる者はいつかは滅びる。
人間は地に根を張るように地道に生きるべきだと言うのか。草や木や花や石の声を聞き素朴に生きろと言うことなのか。もしそうなら昔から多くの人々が行ってきた努力の結果を反省と言う視点でしか捉えない事になる。だとしたら人の進歩や努力や日々の行いはいったい何だと言うのか。

善良に生きなさい。
人を支配せず、強欲でなく、弱いものを助け、毎日地道に仕事に励む。それは善良だ。この映画は見る人に日本人的固定観念を多く要求する。いったい何を信じていればこの映画を楽しめるのか教えて欲しい。「わかってるでしょ」って態度は止めてほしい。

(結果:見るべきでない。特に子供には勧められない。)

古い映画でごめんね。
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