OrganFreak

ハモンドオルガンに魅せられたオッサンのブログ

地上最強のロックオルガニスト 大地を揺るがすハモンドサウンド LEE MICHAELS Part 2

2005年07月25日 | つぶやき
ジミ-・スミスがハモンドオルガンをファンキ-なゴスペル、ジャズの世界に持込み大成功すると、ロックのプレ-ヤ-達もこぞってハモンドオルガンを使いだした。
 
 ジョニ・アンド・ザ・ハリケ-ンズのポ-ル・テズルク、ハッピ-・オルガンで大ヒットを飛ばしたデイブ・ベイビ-・コステロ。ゴスペルとロックの融合をはかったビリ-・プレストン。「朝日のあたる家」のアニマルズのアラン・プライス。シ-ズ・ノット・ゼアで印象的なパ-カッシブ奏法を披露したゾンビ-ズのロッド・ア-ジェント。ボブ・ディランのもと忘れられない音色を聴かせてくれたアル・ク-パ-。そしてグリ-ン・オニオンがミリオンセラ-になったブッカ-・T・ジョ-ンズ。
 イギリスではプログレッシブロックバンドでハモンドオルガンが主役の座を務めていた。
 ディ-プパ-プルのジョン・ロ-ド。イエスのトニ-・ケイやリック・ウエイクマン。ナイス、ELPのキ-ス・エマ-ソン等の才能やテクニックには皆、目を見張ったものだ。
 
 しかし、ことハモンドオルガンの演奏に関しては誰もリ-・マイケルズの右に出るものはいなかったと思う。ギタ-もベ-スもなし、シンセや他のキ-ボ-ドもなくハモンドオルガンとドラムの2人だけでコンサ-トの舞台にあがる度胸のあるものは、マイケルズ以外誰もいなかった。
 ハモンドオルガンB-3にレスリ-スピ-カ-を12台もつなぎ、轟音のようなハモンドサウンドと雄叫びの様な高音のヴォ-カルでT・ボ-ン・ウオ-カ-の名曲「スト-ミ-マンデイ」をオルガン曲に変えてしまうほどの大熱演を披露し、動員2万人以上のハリウッドボウルをSold Outにした男だ
 こんな情熱的なハモンドプレ-ヤ-を彼以降私は知らない。
 
 1980年代に入り、消息の掴めなかったマイケルズがロスでエビ料理のレストランオ-ナ-として大成功しているということを熱心なマイケルズファンからのメ-ルで最近知った。
 そしてその方から、マイケルズがテレビ出演したときの映像を送って頂いた。
 1970年代くらいで、スタジオということもあるのだろう、さすがにレスリ-は1台だけと思われるが、戦友である太っちょのドラマ-、フロ-スティ-と2人で長髪を振り乱して、ハモンドと大格闘を演じている。
 その演奏はレコ-ドで聴いたそのままである。たった1曲の短い映像であるが何十回となく繰り返し見ても飽きなかった。

 やはりリ-・マイケルズは私にとってジミ-・スミスと並ぶ永遠のアイドルである。
 今度ロスにいったら彼の店に行き、生のリ-・マイケルズに逢おう。
 そして願わくば彼を日本に呼び、真のロックオルガニストが奏でるB-3サウンドによる「スト-ミ-・マンデイ」でデジタルオルガンのサウンドで満足している若い日本のオルガニスト達の度肝を抜いて頂きたいと思う。