HAMMOND TIMES

アメリカのHAMMOND ORGAN COMPANYが発行していたHAMMOND TIMESの１９６３～６６年のものが３０冊くらい手許にあります。ハモンドオルガンの全盛期のものなので面白い記事が沢山載っています。と言っても英語がチンプンカンプンなので写真ばかり見ていますが（笑）

その頃リリ－スされたレコ－ドも毎号に載っています。ハモンドのレコ－ドと聞いてまず日本人ならジャズオルガンを連想すると思いますが、それがそんなに多くないのです。ジミ－・スミスが４枚ジャック・マクダフとシャ－リ－・スコットが２枚、何故かウエストコ－ストのジャズオルガニスト、ポ－ル・グリフィンも２枚紹介されています。

中心はポピュラ－オルガンですエセル・スミス、エデイ・レイトン、ボブ・ラルストンのレコ－ドがよく紹介され、あと名前も知らないポピュラ－オルガニストのレコ－ドが沢山紹介されています。

当時のハモンド社の方針がよくわかります。やはり高級な楽器であったので販売のタ－ゲットは白人社会だったのでしょう。後年ヤンキ－スタジアムの名物オルガニストになったエデイ.レイトンは６３年の３月は丸１ケ月カナダを中心にデモ演奏ツア－をしています。

全米のハモンド愛好家グル－プ（HAMMOND ORGAN SOCITIES)を紹介するコ－ナ－が載っていますが見事におじさんおばさんのグル－プです（HAMMOND JUNIOR CLUBもあることはあります）皆が集まりパ－テイで弾いたり楽しそうにしています。なかにはクリスマスパレ－ドで車に引かせた台車の上でハモンドを弾いてる写真もあります。以前日本ハモンド在籍時代アメリカのデモプレイヤ－が来て日本はいいなア－若い女性ばかりでとつぶやいた意味がわかりました（笑）

当時ハモンド社が力を入れていたコ－ドオルガンのグル－プ、HAMMOND CHORD ORGAN CLUBというのもあります。

HAMMOND ORGAN SOCITIESやCHORD ORGAN CLUBを組織化し販売に繋げていたのがよくわかりますが、黒人のグル－プは無かったのか一つも紹介されていません、きっと差別されていたのでしょう。でも結局は黒人達が愛したジャズオルガンが最後に勝ち残るのですが！！！

当時のハモンドオルガンデイ－ラ－も紹介されています。奇麗な広いスペ－スにB-3,C-3,A-100等が沢山展示され目を見張るばかりです。多くはスタンウエイピアノを扱っている楽器店がハモンドオルガンを販売していたそうです。明日ショ－ル－ムを掃除しましょう！

Leslie145

神戸のジャズオルガニストＳさんから注文を受けていたLeslie１４５が入荷しました。１４５は１４７と全く同じ機能ですが、サイズ（高さ）が約３０cm低いです。

１４７が１１４、９cmに対して１４５は８４、３ｃcmです。重量も１０k近く軽いと思います。製造台数が少なかったので日本にはそんなに沢山入ってきていません。あと２台注文を受けております。

写真はハモンドト－ンホイ－ルオルガン唯一のポ－タブルオルガンPortaＢに１４５を２台接続したもので、ご機嫌な音がします！

BlueNoteVoiceとHammondMessage

次号のBlueNoteVoiceに広告を来年のHammondMessageの新春号に寄稿文を依頼されました。

BlueNoteVoiceの広告は我が社のイメ－ジ広告でなかなかシンプルで気に入ってます。(但し予算の関係で小さいですが）写真は２００4年６月号のBluenoteVoiceです６/２・６/３に行われたジョ－イ・デフランセスコ、ジミ－・マクグリフ、リュ－ベン・ウイルソンによるOrgan Summitが表紙を飾り２ペ－ジにわたりオルガンサミットが特集されています。この時は６/２に小野みどりが６/３は橋本有津子が特別ゲストとして出演しました。２日間ともブル－ノ－トのショ－が終わってから向かいのＢ-３クラブ,ドンショップに行き、マクグリフを除く全員が夜中まで弾きまくり、大変楽しい２日間でした。※又ブル－ノ－トさんにOrganSummitをやってほしいです。

HammondMessage新春号の寄稿文はヴィンテ－ジハモンド販売店からみた、ハモンドの新世代のコンボオルガンについて書きました。もちろん我が社がXK-EVLUTION他新世代のコンボオルガンも、多数販売しているので依頼されたと思うのですが、これもなかなかいい出来だと自画自賛しています。

興味のある方はBluenote大阪、ハモンドスズキのセンタ－に行けばもらえると思います。もちろんBluenoteVoiceは１２月になってから、HammondMessageは来年になってからです。

NHKホールのナニワらいぶ館

今日NHKホ－ルの「ナニワらいぶ館」の収録の立ち会いに行って来ました。 「歌のない音楽会」と「シング.シング.シング」の２本立てでした。

「歌のない音楽会」に小曽根実トリオ+古谷充が出演し小曽根さんはハモンドB-3とピアノを半々演奏しましたが、ご機嫌なB－３サウンドがホールに鳴り響いていました。小曽根さんカネボウの化粧品のコマーシャルに出演もあり絶好調です！

２、５００人入るホールに約１，０００名のお客さんが入っていました。

シング.シング.シングは大阪出身のポップス系の３バンドが出演していました。

尚今日収録された「歌のない音楽会」は
１２月２０日（水）２０；００－２０；４３　HV/ステレオBモード
１２月２１日（木）１２；１５－１２；５８　HV/ステレオBモード
１２月２７日（水）１８；００－１８；４３　BS2/ステレオBモードで放映されます。
先に収録されたスタジオライブの「関西ジャズ」 もこの頃に放映されます。今年の年末はハモンドB－３の演奏がテレビで沢山観れます！

岩手ツア－から帰ってきました。

１１月１６日（花巻）１７（北上）のツア－を終えて１８日の夜大阪に帰ってきました。岩手は思ったほど寒くなく過ごしやすい２日間でした。

１６日はボジョレヌ－ボの解禁日だったのでボジョレヌ－ボを飲みデイナ－を頂きながらジャズを楽しむというイベントでした。オルガンが小野みどり、ボ－カルが小柳淳子という珍しい女性ミュ－ジシャンのデユオでした。

小野さん小柳さんは過去何回も共演しているので阿吽の呼吸で素晴らしい演奏を繰り広げ、ジャズオルガンという楽器演奏を聴くのが初めての方が多い中魅力ある演奏で大きな拍手をもらっていました。

余程オルガンとボ－カルが気に入ったのか来年５月に出演依頼を受けました。もちろんこれは今回のツア－をプロデユ－スしてくれたタマちゃんのご尽力によるものです！！！

翌日は朝食後タマちゃんの案内で去年も行った大沢温泉に行き露天温泉に入り鋭気を養いました。
温泉の帰りりんご園によりましたが、道路端にリンゴが木に沢山なっている姿はとても関西ではお目にかかりません。真っ赤なりんごが実際に木になってる光景は本当に美しいです。

昼食は美味しい蕎麦を老舗の店でいただいた後、夜のライブのある北上市に行きライブ会場のアビ－ロ－ドにオルガンとレスリ－を入れました。３F上げでしたので、上下鍵盤が分離出きるXK-EVOLUTIONの威力を発揮しました。

名前で解るようにアビ－ロ－ドのマスタ－がビ－トルズフアンなので、各セットにビ－トルズの曲を入れる構成で演奏しました。ただここのマスタ－がユニ－クな方でちょっと困りました。

しかしなにはともあれ小野さん小柳さんの演奏は素晴らしくきっと岩手のお客様の記憶に残ったと思います。大成功の岩手ツア－でした。タマちゃんありがとうございました。

ツア－から帰って来た１８日は関空でイベントのオルガンライブ、そして翌日は長居のデポでオルガンジャムセッションと、帝塚山ラグタイムで栢本雅子オルガントリオのライブ、明日２１日はNHK大阪で年末に放映するなにわライブ館のオルガン演奏の為、Ｂ－３のレンタルと椅子のあたたまる日がありません。
※岩手ツア－の写真はホ－ムペ－ジのライブレポ－トに掲載しています。

０６’後期ジャズオルガン科ライブ発表会

昨日もジャズオルガン科に入会者がありました。マイミクのＭさんで既にＸＫ-３も購入していただいてます。小野さんのライブを聴きジャズオルガンの虜になり、それがレッスンを習うきっかけになったそうです。Ｂ-３でのレッスンを大変楽しみにしています。

そのジャズオルガン科の後期生徒ライブ発表会を１２月３日（日）午後２時から帝塚山ラグタイムで開催します。前期発表会は７月１６日でしたので間隔は５ケ月足らずですが、全員練習に励んでいるのか凄く上達しているような気がします。


今年の入会者も３人出演します。その内のＮさんは習って３ヶ月５回しか
レッスンを受けていない強者です。

参加者は１５名で男性１０名女性５名です。やはりYSのジャズオルガン科は男性上位です。ジャズそのものが男性フアンが多いので妥当な数字かも知れないです。特にXK-3等のキ－ボ－ドタイプのオルガンが充実してから その傾向が強くなったような気がします。

一般の電子オルガン人口が衰退するなか、キ－ボ－ドタイプのオルガンを演奏する人口が増えるに従い、YSのジャズオルガンの生徒は確実に増えています。何しろこのタイプのオルガンの最上位に君臨しているのがHammondB-3なので,多かれ少なかれＢ-３でレッスンを受けたり、ライブをしたい希望をもっているのが原因のようです！！！

ジャズオルガンを習いたい、本物のＢ-３のサウンドを聴きたい方、参考になると思うので１２月３日の帝塚山ラグタイム http://r.gnavi.co.jp/k666300/ のYSのジャズオルガン科の生徒ライブ発表会を聴きに来て下さい。時間は午後２時からでチャ－ジは￥１、０００です。XK-EVOLUTIONも持って行く予定なので最後はB-3と２台のオルガンを使い全員参加の大ジャムセッションもあります。

それと発表会参加生徒は１１月１９日に長居のDEPOでオルガンジャムセッションがあるので発表会のリハ－サル代わりに参加したら丁度いいと思います。

写真は前期の発表会で弾き語りを熱演する生徒のOさんです。

お詫び、及び、岩手ツア－

昨日お知らせした出雲市の久村教会のX'masコンサ－トが町の行事と重なり順延になりました。お詫び申しあげます。再コンサ－トが決まり次第連絡致しますのでご了承下さい。

さて１６、１７の岩手ツア－まであと５日です、プロモ－タ－の岩手のタマちゃんから飛行機と新幹線の切符が送られてきました。

紅葉の季節のみちのくツア－本当に楽しみです。松尾芭蕉のように奥の細道ライブツア－の俳句などひねりたくなります。

オルガンとボ－カルの組み合わせも珍しいのに,それも小野みどり(org)小柳淳子(vo)の女性ミュ－ジシャン２人のツア－、私が知るかぎり初めての企画だと思います。タマちゃんなかなか憎い事をしてくれます。

１６日のホテルグランシェ－ル花巻はボジョレヌ－ボ解禁デイナ－パ－テイですので、ポップスを交えスタンダ－ド中心の演奏になると思います。
パ－テイは１８時からで、デイナ－込みで￥６０００、非常にリ－ズナブルです。お問合せはhttp://www4.ocn.ne.jp/~granciel/


１７日の北上市のアビ－ロ－ドのライブは名前ですぐ解るようにオ－ナ－がビ－トルズのフアンなのでビ－トルズの曲を１・２曲入れ２人が本領を
発揮するファンキ－でソウルフルなナンバ－をお届けするつもりです。

小野みどり＆小柳淳子、関西を代表する実力派女性ミュ－ジシャンによる
オルガンとボ－カルのデユオライブお楽しみにお待ち下さい！

"カナダの妖精"Vanessa Rodrigues

今日、私の友人でありアメリカのジャズオルガンルネッサンスの立役者
Pete Fallicoの、ウエブサイトThe Doodlin Lounge　http://www.doodlinlounge.com/を見ていると

今月のFEATURED ARTISTは、去年私が日本に呼びツア－をした”カナダの妖精”バネッサ・ロドリゲス http://www.vanessarodrigues.com/
で、彼女のファ－ストアルバムSoul Projectの中から５曲とインタビュ－が聴けます。（それだけ彼女もアメリカで注目されているのでしょう！）

なにげなく聞いていますと去年の日本ツア－の話題になりいきなりOsamu Yamamotoと英語で流れてきて不思議な気持ちになりました。

もちろん悪い気はしません。なにしろアメリカで一番有名なオルガンジャズのウエブサイトですので、以前にも紹介しましたがこのウエブサイトのPHOTO GALLERYにも世界の名だたるジャズオルガニストの中に何故か私の写真も載っています。

さてこの可愛いVanessaと去年岩手県でツア－した時、高村光太郎や宮沢賢治がこよなく愛した、大沢温泉に行き混浴露天温泉に一緒に入りましたが、１１月１６日、１７日の小野みどり＆小柳淳子の岩手ツア－http://www4.ocn.ne.jp/~granciel/
でも大沢温泉に行く予定にしています。露天風呂に浸かり谷間の紅葉を楽しみたいと思っています。念のため今回は混浴ではありません（笑）

アメリカでも日本でもジャズオルガンの世界はジミ－.スミスの昔から男性上位で圧倒的に男性オルガニストが多いです。久しぶりに北アメリカに登場した女性オルガニスト、Vanessa Rodrigues注目の女性オルガニストです。

近い将来、日本に呼び去年のように小野みどり、橋本有津子と Lady's organ summiteを開催したいと思っています。勿論その時のドラムはSylvia Cuenca　http://www.sylviacuenca.com/ です。

NHK公開スタジオライブ

１１月５日のNHK大阪の関西ジャズのスタジオライブの報告です。入場希望者が２０００人以上あり、抽選で２５０人の方が入り超満員でした。４；００PMから７；３０PM迄３時間半の熱気溢れるライブでした。

出演は山口武(g)トリオ,村松泰治（b）田中ヒロシ(ds)+日高憲男(Tp)

松永貴志(p)トリオ,村松泰治(b)上場正俊(ds),

小曽根実(B-3,P)カルテット、竹田一彦(g)古谷充(sax)魚谷のぶまさ(b)上場正俊(ds)+Woong San(vo)

最後は全員で演奏し大いに盛り上がりました。それにしてもTV放映があるので凄い照明と、撮影カメラが凄かった、クレーンのようなカメラ他固定カメラが３台手持ちカメラが３台、途中モニターカメラを見ましたが実際より美しかったです。
１１月23日、２７、２８、２９にテレビ、FMラジオで流れるそうです。来年の１月１９日？にも総合テレビで放映されます。

小曽根さんはオルガンが６、ピアノが４の割合で演奏し両端に置かれたスタンウエイピアノとB－３を行き来してました。

松永君は相変わらず超高速プレイを見せていました。小学生の頃YSの発表会に２回程出ましたが、大人になっていました。聞けば２０歳になったそうです。大人になったはずです！その分こちらも歳をとっているのですね、ぎっくり腰になるはずです（笑）

ライブ終了後B-3をライブスタジオから「もっともっと関西」のスタジオに移動し、その後手伝ってくれたギター科の講師平井君と中華料理を食べましたが、車なのでビールが飲めませんでした辛かったです。

嬉しい休日

先月の末にオルガンを車に積み込む時にぎっくり腰になり、苦しい日々を送っています。

２、３日仕事を休み安静にしていると治るようですが、仕事柄レンタルや納品の予定が決まっており中々休む事は出来ませんが、なんと今日はレッスンを含めなんの仕事も入っておりません。

陽に干したふっくらした布団にくるまり好きな推理小説を読み、NHKの方が編集してくれたNHK大阪で放映されている「もっともっと関西」の小曽根実さんのB-3演奏の半年分のDVDを楽しむつもりです。

昨日事務所で少しみましたが、何とも言えない味があります。ソロ演奏ですのでベースは足で弾いています。古き良き時代のアメリカの白人社会の匂いがします。

きっとアメリカのハモンド社は、このようなスタイルでハモンドを弾いて欲しかったのだと思う、ジミー.スミス以前のエセル.スミスやスリー.サンズ、ジャッキー.デービス等の演奏スタイルに似ています。

ジミー.スミスやジャック.マクダフ等のファンキー、ソウルフル、アーシーな演奏を好む方は向きませんが、これも奥行きの広いハモンド奏法の一つなので、若いオルガン奏者は金曜日のNHK大阪５時１５分からの「もっともっと関西」の小曽根さんの演奏を見て研究して下さい。

１１月５日に収録される小曽根さんも出演する番組「関西ジャズ」は来年１月に全国放映されます。この時にB－３をレンタルするので、それ迄ぎっくり腰を治さないと行けないので、今から四つん這いになり腰を良くする運動をします（汗）