金曜日からの「12時間三輪車耐久レース」・・・
終わってしまいました。
夢だったのか、現実だったのか。。。
金曜日から現地お台場に入ります。
名古屋で東海テレビスタッフ、女子アナ、新山さん一家(今回の選手)と合流し移動です。
午後3時ごろ、ゆりかもめから降ります。
説明会場の湾岸スタジオまでは徒歩5分ほど・・・
が、外に出られないくらいの嵐です~(>_<)
みんなグッショリになりながら会場入りです。
湾岸スタジオのフロアで大会ルールとか一般注意事項(芸能人へのサイン要求とか写真撮影の禁止)とかスケジュールの詳細などのミーティングを受けます。
その後、荷物として送られてきている三輪車を組み立て、検車となります。
グツグツに込み合っている会場で梱包を開け、三輪車を組み立て、検車を受けます。
この頃にやっと、他の局の三輪車を目にすることができました。
各局とも、工夫をこらした、苦労して作ったであろう個性的な三輪車がお目見えです(^。^)
何台かは検車に引っ掛かっていました。
我が東海テレビチーム(お姫様抱っこチーム)のマシンは一発合格です(^^)v
なんだかんだと7時近くまでかかってしまいました。
会場の見学はこの日は取りやめホテルに向かいます。
みんなで夕食を摂り、その後は必要なものの買出しです。
ホテルの隣に「ジャスコ」があって便利です~(^.^)
ホテルに戻り「監督会議」です。
東海テレビスタッフとレースについての打ち合わせです。
まず監督の方から「お姫様抱っこチームのこのレースに対するコンセプトは「全員で完走する」です。一人も欠けることなく完走することが第一の目的です」との言葉です。
今回のルールでは当然12時間を走りきることはもちろんですが、優勝チームの周回数の2/3以上を周回していなと完走とみなされないのです。
選手の交代のタイミングをどうするとか、補給をどうするとか、ローテーションをどうするとか・・・
なにせ自転車の選手でもない方が走ります、おまけに全く知らない方々です^^;
交代のタイミングはラップタイムを見ながら監督から指示を出すことに。
監督から「アクタミさんのほうでラップ計測とか体のケアもお願いします。交代のタイミングなどの支持などを私にください」との事で、裏方作業全般を私たちが引き受けます。
こちらの役割分担は当日決めることに。
土曜日は朝5時半にホテルを出発です。
この日は予選です。
この日の朝、初めてレース会場を見ました。
いや~、すごいもんです~!
一体いくらかけて造ったんだろ・・・
7時には三輪車をレース会場に持ち込みます。
ここで朝食のお弁当が配られます。
大会スタッフから「どちらにしますか?」
「???」
なんと、サンドイッチかおにぎりかを選べるんです~
8時半から10時まで練習走行です。
4人全ての選手の走行が義務つけられます。
ここで各選手のラップを計測して、1ローテーション目の各選手の周回数を決めます。
この頃に後発組のてっちゃんとにせしまんちゅ君が合流です。
10時半から予選の開始です。
お姫様抱っこチームは29チーム中21位です。
予選後、昼食です。
「幕の内みたいなロケ弁なんだろうな~」と思っていると・・・
またもや大会スタッフが「チキン、ビーフ、中辛、甘口、、どれにします?」と・・・
な、なんと、、、カレーライスが昼食なのですが具を選べるんです~!!
またこれがびっくりすることにうまいっ!!!
いやはや、ほんと凄いもんです。
13時過ぎから15時頃までは特段の仕事はありません。
ですが、ここはやはりテレビなんですね~
会場ではいろいろなリハーサルをしています。
いつ召集が掛かるか判らないので会場に足止めです。
ぼちぼちと三輪車の点検をしたり、ピット裏で練習をしたり・・・
と、ここで隣のピットになった「福井」チームさんとお話をする機会が・・・
だって、三輪車に「balba」って書いてあるんですもん(^。^)
聞くとやはり、、、あの「balba」さんでした~
8月のスズカにも行かれるそうです。
話ができたついでに福井さんの三輪車に乗せてもらうことに・・・
が、これが乗りにくい(>_<)
曲がらない、ぶれる・・・
アクタミさんが急ごしらえのハンドルダンパーを取り付けてあげました。
これでスズカではアクタミに道を譲るように交渉です(爆)
ここで福井さんの女子アナさんとお話を・・・
女子アナ「東海さんはどちらからなんですか?」
私「選手は愛知県ですが、我々は岐阜です」
女子アナ「え~、そうなんですか!私、岐阜に住んでいたんです~。岐阜市ですか?」
私「え~、それはそれは。私は岐阜市ではなく各務原です」
女子アナ「え~!!!私、各務原に住んでいたんですよ~!!!」
私「え~!!!!」
女子アナ「各務原の○○に住んでいたんです~」
私「そこ、私の住まいのすぐそばですよ~!!!」
なんて会話が弾んでしまいました。
とんだところで繋がっているもんですね~(^o^)丿
16時から直前生放送ということで中継が入ります。
品川さんやらフジモンさんやらがやってきます~
いや~、ほんとにテレビ番組を作っているんですね~
大勢のスタッフが仕事をしています。
なんか、、、別世界のような・・・
目の前で番組が作られていきます。。。
17時半ごろに中継が終わり、夕食の弁当タイムです。
ここでもまた注文が・・・!
そぼろ、すき焼き、のり、、、どの弁当にします~?
私、すき焼きを頂きました。
紐を引っ張ると熱くなるやつです~
こいつもうまかった~(^。^)
19時からは生放送開始!
20時前に中継が終了し、三輪車の格納と検車のために移動です。
一番に移動して時間のロスを最小限に・・・
21時頃にホテルに帰りました。
帰ってから、またまたジャスコで買出しに~
銀マットやら食料の調達です。
26日日曜日、いよいよレースの日です。
朝3時半にホテルを出発です。
あんまり寝れてません(>_<)
最終検車などの準備をして、6時から中継が入ります。
いよいよ始まります。
お姫様抱っこチームのローテ順は、お母さん、お父さん、息子、藤本アナの順です。
サポート体制の方は、にせしまんちゅ君がラップ計測と記録、てっちゃんが全体の時間管理、アクタミのおじさんがメカニック、、そして私は身体のケアの方に・・・
まだ7時ごろにも関わらずかなり暑くなってきています^^;
暑さ対策に追われそうな予感です。
7時半定刻どおりにレースが始まります。
島田紳助さんがスタータです(^。^)
いや~、、ほんとにテレビなんですね~
スタートはルマン方式。
お母さんが走り出して行きます。
順調にペースを守って走っていきます。
まだまだ先は長いですからね~
予定周回の3周でピットに帰ってきます。
お父さんも順調です。
周回を重ねるごとにペースをつかんできてるようです。
予定周回の5周を終えピットに帰ってきます。
まだ私の仕事はそんなになく、レースを観戦しています。
3走目の息子でアクシデントが!
前走者にハウスして落車です(>_<)
歯を食いしばり予定周回の3周を走りきりピットイン。
ここから私の仕事が忙しくなってきました・・・
痛むところを聞いて、ざっと怪我の様子を見ます。
軽い打撲と引っかき傷程度で済んでいます(^^)
よかった、よかった・・・
ここらから暑さもさらに増し、選手のクールダウン用の氷嚢(レジ袋を代用)を作るのに忙しくなってきます。
ピットに戻ってくる選手から身体と自転車の様子を聞き、水分補給と身体の冷却をします。
補給食を摂るタイミングなどを各選手に説明します。
かなり温度が高いので水分補給はピットに帰ったら必ずするように指示します。
ピット裏にペットボトルで飲料を補給してくれているので、それをピットのクーラーボックスに持ってくるんです。
2順目の後半くらいからお母さんのマッサージを始めだしました。
肘膝パッドの脱着の手伝いやペットボトルの準備、タオルの準備などで多忙を極め出します。
もうレースを観る余裕がなくなっています。
選手のケアに精一杯でレースの展開がどうなっているのか判らなくなってきています。
お姫様抱っこチームは順調に周回を重ねているようですが、他のチームでは故障も出始めているみたいです。
選手の調子も特に大きな問題は出てきていません。
藤本アナとお父さんにテーピングを施します。
補給食もそろそろ摂ってもらい始めます。
開始から2時間くらい・・・
お母さんが辛そうです。
マッサージの回数と時間が増えてきます。
藤本アナにも軽いマッサージをします。
気温はぐんぐん上昇して30℃を軽く超えています。
路面温度も50℃を超えています。
照り返しがかなりきつそうです。
氷嚢の氷を交換したり、タオルをしぼったり・・・
私も汗だくです。
額から汗が噴出してポタポタ落ちます。
お昼近くになると気温も路面温度も更に上昇し、なんと路面温度は60℃を超えるまでに!
もう選手もバテバテです。
この頃になると藤本アナもかなり消耗してきています(>_<)
マッサージの回数も増えます。
息子も熱中症を心配して周回数を減らしているものの、暑さにやられているみたいです。
顔にかなり熱を持ってきています。
「お~い、顔面を冷やしておいてよ~」
お父さんがかなりがんばっています。
午後、お母さんが頭痛を訴え始めました。
ちょっと様子を見たのですがどうも「熱中症」っぽいので監督に医務室の要請をしました。
しばらくすると看護婦さんがみえて医務室へ連れて行っていただきました。
点滴をするので30分くらいは帰ってこられないとの事・・・
お父さんもかなり暑さにやられています。
太ももの痛みも訴え出します。
とりあえずマッサージをするのですが・・・
なんにしろ、熱に参っているようです。。。
私も全身から汗が噴出します。
選手のマッサージ、帰着・発着の準備、飲料水の確保、補給、、目が回ります~(~_~;)
きっとツールのマッサージャーもこんな風に忙しいんだろうな~
ははは、、私も「12時間耐久マッサージャー」です~(^^ゞ
予定の30分を過ぎてもお母さんが帰ってきません。
まだ点滴に時間が掛かっているらしいのです。
お姫様抱っこチームの周回数とラップから計算すると70分程度までなら停止しても完走のボーダーラインを守れそうです。
一旦、走行を停めようかとも相談しました。
ま、ローテーションを変えてレース続行としました。
しばらくするとお母さんも復帰し、再び4人でレースを再開です(^。^)
午後も3時を過ぎた辺りから陽が傾き始め、少しずつ楽になってきます。
順調に周回を重ねることができゴールが見えてきました。
最終走者をお母さんとするため、ローテーションの周回数をちょっと変えます。
かなり無理してお父さんが走っています。
ゴールまで後30分ほど・・・
藤本アナがお母さんと話している姿を横目で見ていると・・・
あの気丈な藤本アナの声が涙声に・・・(と、私には聞こえましたが・・・ちがってたらごめんなさい)
なんだか私も心の汗が出そうに(^^ゞ
隣の福井の女子アナも泣きながらピットに入ってきます。
ううぅぅぅ、、感動してしまうではないですか・・・・
夜7時半・・・・
とうとうチェッカーフラッグが振られました!
ゴールです!!!
見事、、チーム全員、、、完走です。
選手だけでなく、スタッフも全員揃ってのゴールです!!!
いや、ほんと嬉しかった(^o^)丿
ゴールの時はみんなで笑顔です~
今回のお姫様抱っこチーム。
最高のチームでした(^。^)
すごく恵まれた環境に私はいるんだな~って、、痛感しています。
出会い、、めぐり合い・・・・
これは夢ではなく、、、「現実」なのです。。。