1月14日・15日と島根県安来市の「さぎの湯荘」にて、第41期棋聖戦挑戦手合第1局が行われています。
対局者は、棋聖戦5連覇を目指す井山裕太棋聖、そして、棋聖戦初挑戦となる河野臨九段です。
過去、河野臨九段が井山棋聖に挑戦したタイトル戦は4回あり、井山棋聖がすべて防衛しています。
また、両対局者の挑戦手合での対戦成績は、井山棋聖の13勝6敗となっています。
島根県安来市では、昨日から雪が降り始め、現在も降ったり止んだりを繰り返しています。
さぎの湯荘では、平成28年1月24日25日と将棋の王将戦が行われ、封じ手の用紙等が展示されていました。
対局に先立ち、両対局者は、足立美術館を見学されました。
足立美術館の日本庭園は米誌ランキングで「13年連続日本一」に選ばれているそうです。(→詳しくはコチラ)
立会の趙治勲名誉名人
17時30分より対局室検分が行われました。
対局で使用される部屋には、なんと露天風呂が付いています!
いいお部屋ですね^^
そして18時より、「夢ランドしらさぎ」にて前夜祭が開催され、対局者を激励してくださいました。
堀尾吉晴・山中鹿介が現代に蘇り、両対局者を案内して入場されました^^
鉄砲隊により、戦いの火蓋が切られました!
関係棋士が壇上に上がり、紹介されました。
右手より、
井山裕太棋聖
河野臨九段
趙治勲名誉名人(立会)
清成哲也九段(新聞解説)
今村俊也九段(大盤解説)
飛田早紀初段(聞き手)
神田英九段(指導棋士)
桑本晋平七段(指導棋士)
村松大樹六段(指導棋士)
小林千寿六段(指導棋士)
吉川一二段(記録係)
鳥井裕太初段(記録係)
両対局者への激励ということで安来節が披露されました。
井山棋聖のコメント
「足立美術館の庭園は13年連続1位ということでしたが、それにあやかって、13は無理かもしれませんが、できるだけ長く保持できるように精一杯頑張りたい。
今年初めての対局になりますし、棋聖戦は囲碁界にとってスタートの棋戦でもありますので、良いスタートが切れるように精一杯頑張りたい。」
河野臨九段のコメント
「私にとって初めての棋聖戦七番勝負の対局で、歴史のある美しい安来市で対局ができることを本当にうれしく思っていますし、大変感謝しています。
囲碁界のチャンピオンが相手ですので、自分の悔いの残らないように自分の目いっぱいを出し切れるように努力していきたい。」
本日(1月14日)定刻9時に、立会人の合図でニギリが行われ、井山棋聖の黒番にて対局が開始されました。
午後の対局開始時には、地元の子供達が対局を見学しました。
また、「安来節園芸館」において、
安来新春囲碁大会
神田九段と地元中学生の方との公開対局
指導棋士による指導碁
など、棋聖戦開催記念イベントが行われています。
東は兵庫県豊岡市から西は島根県浜田市まで、幅広い地域の方にご参加していただいています!
明日(1月15日)は、同じく安来節演芸館において、棋聖戦の大盤解説会が開催されます。(9時~終局まで)
入場料は無料ですので、お近くの方は是非お越しください。(※天候がよくないようですので、お越しの際はお気を付け下さい。)
解説棋士:今村俊也九段、聞き手:飛田早紀初段
16時時点で36手まで進んでいます。
16時までの消費時間
黒_井山棋聖:3時間1分
白_河野九段:2時間59分
第41期棋聖戦の封じ手は、16時30分を過ぎれば任意封じてよく、17時30分に手番に当たった者は必ず次の手を封じます。
(17時30分より前に次の手を封じた場合、17時30分までの残り時間は、二分して双方の消費時間に加えることになります。)