音楽の部屋

音楽好きの独り言です。気楽にご訪問お願いします。

中島みゆき

2023-08-22 05:08:34 | 日記

中島みゆきとか、拓郎、陽水とかは、自分のなかではフォークソングになる。
でもその曲をアレンジしてロックにしたり、ジャズっぽくしたり、プログレッシブルな曲にして、レコーディングしている。中島みゆきに対しての自分の印象は、ギター一本だけ抱えて、裸足でステージに立っているのと、椅子に座りギター一本抱えて、歌っているイメージが強い。それと同時に、バンドを従えてのみゆきさんもとても素晴らしくパワフルです。そもそも曲が良いので、いろいろな表現がつくれるように思います。みゆきさんの曲は、自分がまだ若くて、就職がきまらずアルバイトなどをしていた時期に良く聴きました。仕事の事とか、将来のことで悩んでいるときにきき、励まされ勇気づけられました。私にとって中島みゆきさんの曲調や歌詞は、悩んでいた心に入って、私を癒してくれたように、思われます。この体験などは、音楽療法による心の癒しのように思われます。
その時よく聴いたアルバムが、中島みゆきファーストでした。全曲を何回も聴き込んだので、親しみがあり自分にとっては大切なアルバムです。
このアルバムの中で、わたしの心を癒してくれる歌詞をあげてみたいと思います。
時代~そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ
   あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ
   だから今日は くよくよしないで 今日の風に吹かれましょう
渚便り~風に吹かれて 渚にいれば みんな綺麗に見えてくる
    悲しいはずの 思い出も 優しい出来事に見えてくる
歌をあなたに~歌おう 謳おう 心の限り
       愛をこめて あなたのために
悲しいことはいつもある~誰も悪くはないのに 悲しいことは いつもある
ひとり遊び~鬼さんこちら 手のなるほうへ 鬼さんこちら 手のなるほうへ
        私の影を追いかけてよ
踊りあかそう~さあ踊りあかせ今夜は 気の狂うまで 死ねるまで
       
アザミ嬢のララバイ~ララバイ一人で眠れない夜は ララバイ私を訪ねておい
          で 春は菜の花 秋には桔梗 そうして私はいつも夜咲    
          くアザミ
海よ~海よお前が泣いてる夜は 遠い故郷の歌を歌おう
ボギーボビーの赤いバラ~ボギーボビーは砂時計 いつかこぼれて影もなし
信じられない頃に~なんて不幸なあなた そして不幸な私
あたしの優しい人~あたしの優しい人 あんたは優しすぎる
アブナ坂~遠い故郷は落ちぶれた男の名を
         呼んでなどいないのが ここからは見える

心にしみるメロディーと歌詞のアルバムです。















  

キングクリムゾン

2023-07-25 18:54:23 | 日記


日本のロック、フォーク、そして欧米のロックと少しづつかじりながら、聴いてきて、天国への階段の曲調をもっと突き詰めたような、バンドに突き当たりました。それがキング・クリムゾンです。まだ自分が高校生の頃でした。天国への階段を教えてくれた友達の友達が、(すごいアルバムがあるよと、、)と教えてくれたのが、キング・クリムゾンのクリムゾン・キングの宮殿というアルバムでした。自分も何とかLPレコードを手に入れて、何回も聴いているうちにすっかり虜になってしまいました。抒情的で、心のデリケートな部分を優しく刺激するような旋律や奥深い叫びや悲しみの詩など、今まで聴いたことのないジャンルでした。ジャケットも素晴らしく、黒人の男性のような顔のアップで、叫んでいるのか、驚いているのか、悲しんでいるのか、不安でいるのか、そんな感情を全部表して、目を見開き、鼻を広げ、口を大きくあけて叫ぶのか、声も出ないのか、そんな感じで、耳の穴の奥から、体外に向かって、宇宙らしき空間に、惑星らしき、星が浮かんでいる絵画です。うまく表現できませんが、とてもインパクトのあるジャケットでした。あと、このレコードの解説文も自分は好きで、曲を聴きながらよく読みました。それは、1971年4月17日記の北山幹夫さんの文です。少し引用してみると、イギリスは伝統の国である。この国が生む音楽には何故かそんな伝統の深さがある。同じフォーク、ロック、ブルース、ジャズ、リズム&ブルース、ニユーロックなどでもアメリカのそれとは大いに異なる。第1に深さがある。第2に影がある。第3に色調がある。第4に詩がある。そして第5に哀感がある。それが半面、若さの無さ、近づき難さを伴う危険があるが,新生音楽についてのみ言えば,それはより芸術性を高める意味で利点となっている。中略、モダンロックのグループには強力なパワーで訴える楽団と深く沈静し音楽を掘り下げる派とがあるようだ。キング・クリムゾンは勿論後者の音楽を掘り下げる楽団であるそんな中にあって、ブリティッシュ派の、しかも古典派にはいる。彼らの音楽は美しさ、幻想的さ、悲しさなどの点においては史上最高のものがある。中略、、、
自分が、このアルバム、クリムゾン・キングの宮殿で好きなところを上げると、まず、①風に語りて、のフルートの旋律の素晴らしさがある。これは、質のいい中世を舞台にした映画で流れるような旋律で、うっとりと心に届き、悲しみも感じられる。あと、②エピタフのボーカルの出だし部分のベース音、(聴いたその当時、これが重低音なんだなぁ、などと感心してました、、)③ムーンチャイルドのボーカルの出だしの部分の、それに絡む周りの演奏の優しさ、デリケートさなど、④クリムゾン・キングの宮殿のコーラスの素晴らしさ、⑤21世紀の精神異常者のユニゾンによる完璧な迫力のある間奏などなどです。自分が今まで聴いたアルバムのなかで、最高かもしれません、本当にすばらしいです。


イルカ

2023-06-27 18:45:16 | 日記


10代のころ、私はイルカが大好きだった。笑顔が可愛くて、、彼女がいなかった私は、こんな明るい彼女がいたらなぁ~っていつも思ってました。このことを友達に話したら、「お前、かわってるなぁ、ミーや百恵や聖子などアイドルにくらべて、イルカのどこがいいの❓❔⁈、、」みたいなことをガンガン言われた、苦い思い出があります。でも、自分は可愛いアイドルや美人系には、ちっとも興味がなく、イルカのような、コケティッシュな顔に心が惹かれました。イルカの弾いているギターは、マーチンD-35だと思いますが、小さな体にでかいマーチンを抱えて歌う姿は、とても印象的で、可愛らしく大好きです。もちろん、イルカの曲も大好きです。イルカの代表曲のなごり雪は、誰でも知っている曲ですが、私の兄貴などは、伊勢正三のなごり雪のほうが、ぜんぜんいいと言いますが、私は、イルカのほうが、断然いいです。人それぞれ好みは違いますが、自分は、イルカのボーカルに、艶を感じます。なごり雪の終わりのほうの歌詞に、(君が去ったホームに残り、落ちては溶ける雪を見ていた。)というところがありますが、何故かその部分が大好きです。なぜ好きなのか理由は、はっきりわかりませんが、心が動かされて、ジーンっとなってしまいます。イルカの曲もいい曲がいっぱいありますが、その中で、「いつか冷たい雨が」という曲の、好きな歌詞を上げてみたいと思います。それは、、(雪が降る駅の片隅で、誰にもいたずらされないように、うずくまっている年老いた犬、パンをあげても見てるだけ、時が来れば汽車に乗る私、泣くことのほか何もしてあげられない私、、)とても悲しい詩ですが、どの生き物に対してもこんな気持ちが持てれば、、っと思います。みんなが、こんな気持ちをもてれば、戦争なんて、起きないかもなんて思ってしまいます。


清志郎

2023-05-22 08:44:33 | 日記
もうだいぶ前になるが、清志郎のイマジンを聞いた。レコードやCDでなく、もちろん生のライブでもない、スマホのyuutyubuでのライブである。たぶん会場は武道館だと思われる。21世紀になったのに、全然平和にならない、戦争が続いてる、、、との清志郎のスピーチにのせて、生ギターのイントロが始まる。曲の前半は、清志郎のギターとボーカルのみである。ギブソンのでかい生ギターで、繊細な音を出している。ジョンレノンはピアノ演奏だが、清志郎の生ギターも、とても味があり、個性的である。 歌詞の内容は、、天国もない、国境もない、そうみんなが思えば、簡単なこと、、社会主義も資本主義も、偉い人も貧しい
人も、みんなが同じならば、簡単なこと、、それは夢かもしれないけど、その夢をみてるのは、君一人じゃない、仲間がいるんだよ。そうだ、君も、君の大事な人も一人じゃないんだよ。同じ思いの、仲間なんだよ。そう、ひとりぼっちじゃないんだ。
孤独感が強かった私は、この清志郎の心の叫びを聞くと、癒され勇気づけられた。生ギター一本でも、まさにロックである。後半は、もっと凄い、ハードロックである。ドラムが加わるのである。 普通、ギターとドラムの二人だけだと、バンドとしては、ベースギターがいないので、バランスが悪く音的にも薄くなってしまうように、自分は感じるのだが、清志郎のこの演奏に関しては、むしろベースもキーボードもないほうが、バランスも良く、スッキリしていて聴きやすく、とても個性的である。ドラムも力強く、素晴らしい、、後、圧巻なのは、清志郎のギターのアドリブである、、しかも生ギター、音がどうのとか、メロディーがどうのとか、いう次元でなく、演奏に魂がこもっている。

NSP

2023-04-22 16:45:13 | 日記
NSPの三枚目のアルバムに、ひとやすみ、というLPがある。ジャケットは、スケッチブックの中のクレヨン画風の絵画で、メンバーらしき3人とワンちゃんが一匹、広い野原で夕日に向かって立っている。そして夕日に照らされた影が、緑の野原に薄黒く伸びている。ただそれだけだが、NSPの音楽が持っている、そぼくさが良く感じられるジャケットだと思う。NSPは岩手県出身のフォークグループで3人組である。一関高専の学生だった音楽仲間が、自然と集まりできたグループである。じぶんも長野高専の学生だったので、そうゆう意味でもNSPに親しみを感じる。はるか昔の話だが、長野高専の学生の頃、学生寮に入寮していた私は近くの駄菓子屋でお菓子を買うことが楽しみで、よく足を運んでいた。自宅から離れての寮生活の寂しさを、その駄菓子屋の中では紛らわすことが出来ていたように思われる。そんな駄菓子屋通いの生活のなかで、ある日駄菓子屋のラジオから、NSPの、春はもうすぐ、という曲が店内に流れていて偶然聞くことが出来ました。この時がNSPを聞いた初めでした。一辺で他のグループにない、個性を感じました。言葉ではうまく言い表せないけど、とにかくNSPにしかない何かが強く感じられ、好きになりました。
、春はもうすぐ、のサビに入る前の息を吞むようなブレイクとサビのベースラインなどは、本当に素晴らしい、、このようなセンスが光る部分が、NSPの曲にはたくさんあるが、それがそのままNSPの個性になっていて、他のグループでは、出せない味になっている。、一片の幸せ、という曲のイントロも聞くだけで鳥肌が立つ、、