「生類憐れみの令」とカラス ←click (joke!)
五代将軍・徳川綱吉といえば、生前、「生類憐れみの令」をなんと135回も発令したことで知られている。
その綱吉が、江戸城の外へ出たときのこと。カラスの糞が綱吉の頭上に落ちた。綱吉は『無礼者め! あのカラスを捕まえて参れ』と烈火の如く怒った。
鶴の一声。役人どもは慌てふためいて、とにもかくにも件のカラスを捕まえてきた。しかし、綱吉は、「生類憐れみの令」の手前、このカラスを殺すわけには行かない。そこで『島流しにせよ』。カラスは牢カゴに入れられて、伊豆諸島の新島に島流しと決まった。
新島まで舟で連行されたカラス君、新島について役人がカゴを開けた途端、江戸の方へ向かって飛び立ったとか。