NHKコマーシャルの怪
NHKが民放も‘顔負け’するくらい自社番組の宣伝を流しているのは周知の事実だ。しかしここで云うNHKのコマーシャルとは、この類ではない。例えば「野菜生活・カゴメ」とか「お買い物はイオン」という堂々たるコマーシャルだ。
MLB(メジャーリーグ・ベースボール)の中継は、NHK衛星放送が流している。打者の打撃場面は、一球ごとに、センターのテレビカメラで撮影された映像であ . . . 本文を読む
「涙の連絡船」 替え歌手習い
★涙の連絡船 (本歌)…リンクをクリックすると曲が流れます。
作詞 関沢新一・作曲 市川昭介
唄 都はるみ
一番 :いつも群れ飛ぶ かもめさえ とうに忘れた 恋なのに 今夜も 汽笛が 汽笛が 汽笛が 独りぼっちで 泣いている 忘れられない 私がばかね 連絡船の 着く港
二番 :きっとくるよの 気休めは 旅のお方の 口ぐせか 今夜も 汽笛が 汽笛が 汽笛が 風 . . . 本文を読む
すっぴん
(平成16年10月26日 記)
日本航空が“すっぴん”の飛行機、つまり機体を無塗装のまま飛ばすそうだ。これにより、約150kg軽くなり、燃費が向上。石油高騰の折り、年間4万リットルの燃料が節約される。また5年に一度の再塗装も不要になるとのこと。
同様に、ご婦人も化粧なしの“すっぴん”にした方が何かと節約になり宜しいのではないか。
化粧品、印刷インキ、塗料は、組成的にはま . . . 本文を読む
マトリ・・『牢屋でやせるダイエット』読後感
(イラスト:麻薬取締官のカイ〈右〉とハル〈左〉)
「マトリ」とはご存知でしょうか。「焼き鶏の食材を売っている会社」ですって? それは「ナトリ」です。「厚生労働省麻薬取締官」のことです。
中島らも
大麻吸引で逮捕された「中島らも」が最近出版した、『牢屋でやせるダイエット』という本を読みました。中島らもという人は、結構面白い人ですから、読んでみた . . . 本文を読む
¥3000のテレビ
14インチくらいのテレビが、¥3000で一台、¥4000で一台売っていた。
場所は、「いろは会」という商店街。早い者勝ち、現品限り。この商店街は、山谷の真っ只中にある。
当方、無関係につき、勿論、紹介手数料不要。性能は保証せず。見たときは、確かに映っていた。写真のとおり。
平成17年3月18日
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げんしろ
「原子炉」ではなく「げんしろ」・・「寄席の席亭が入場人員の頭数を意図的に少なく勘定し、噺家へのワリの支払いを減らす」ことをいった。今では「誤魔化す」ことをいうらしい。
かねがね、往時の生活振り・・例えば、噺家の生活に就いても調べてみたいと思い、資料を集めているが、なかなか進捗しない。偶々、資料がある部分に関し纏まったので、非常に雑駁なものだが、とりまとめてみた。(本稿は、あくまで . . . 本文を読む
圓歌
23日(03.08.23)のNHK第一放送で「真打ち(登場)」を聴いた。沖縄での収録である。圓歌が例によって『中沢家の人々』を演っていた。
圓歌は『中沢家の人々』の内容を演る度に少しずつ変えているが、概ね同じ内容だ。流石に巧い。申し分なく巧い。
ただその高座に以前と違ったものを感じた。嫌みが出てきたような気がする。小さんと志ん朝が亡くなり、緊張が緩んできたのか、圓歌が老耄してきたのか、 . . . 本文を読む
“たま”のゴルフ
友人から、mailが届いた。mailには、「先日、たまたまゴルフに行った」と書いてあった。
わざわざ “たま”のゴルフ と断るくらいだから、これはきっと “たま” を使わないゴルフもあるに違いない。だけどいくら考えても、 “たま” を使わないゴルフというのは思い浮かばない。
そのとき、一瞬、閃いた。「 “たま” は使わない」という意味は、ゴルフ球は使わないが、他の “た . . . 本文を読む
千葉県知事選挙
大激戦だったが、僅差で、やっと現職が勝ちを収めた。やっぱり、胴元(堂本)は強いか? 自民系候補の敗因は、東葛地区の浮動票を検索(健作)し損なったかな……
平成17年3月14日
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五代目・桂 文枝師 逝く
五代目・桂 文枝師が亡くなった。
文枝師というと、思い出す噺は多いが、別けても「三十石」を思い出す。
京都を出発し一晩かけて淀川を下る船の、船出迄の待ち時間に、船の中の大阪人と物売りの京都人が罵りあう場面は、この噺の圧巻だ。
京「え~、オチリニアンポンタン…」
阪「なんやて? アンポンタン? ナンカシテケツカル!」
東京の噺家の「三十石」は、喋り言葉の面で違和感を多く . . . 本文を読む
「人間ばば」
夏目漱石の「吾輩ハ猫デアル」がもてはやされた1906(明治39)年頃の話。
「新小説」(1906年5月号)という雑誌に掲載された「猫文士気炎録」という一文である。作者は、「カーテル、ムル口述、素人筆記」とだけあり、誰だかワカラナイ。
話は、欧州で百年も前に死んだ猫の親分が、「吾輩ハ猫デアル」の作者は「夏目の猫」であると誤解する処から始まる。
以下、「新小説」(1906年5月号)と . . . 本文を読む
冤罪を訴えていた「出歯亀」事件 Ⅱ
「出歯亀」といえば、「のぞき」の代名詞。その名称が、明治時代、「女湯をのぞいたうえ入浴帰りの女性を襲った強姦致死事件の犯人」として無期刑を受けた「出歯の亀太郎」に由来することは、広辞苑などの辞書にも書かれ、広く知られている。
しかし、この「出歯亀」こと池田亀太郎が、実は裁判で一貫して無実を訴え、弁護団も冤罪を主張して争っていたことは、案外知られていない。 . . . 本文を読む
精神科医の落語診断
(写真:中田輝夫・昭和大学医学部教授)
「精神科医の落語診断」(中田輝夫)が面白い。落語の登場人物を、精神科医の立場から診断する内容だから、落語の解説本ではない。あくまでも精神科医による精神医学の本である。内容は、「心のさまざま」「心の病のさまざま」・・「心の病の取り扱い」「治療の現場あれこれ」など、六章から成っている。
そのうちの第四章「アルコール・異性」が、呑ん . . . 本文を読む
鼻でフン提灯ブラ
(写真:仮名手本忠臣蔵「霊験亀山鉾」★仁左衛門の藤田水右衛門)
何か云ったり、喋ったりしたときに、他人から鼻先で「フン」という態度をされると、これは誰だって面白くない。
だから、どなたも忠臣蔵だけは演らないで欲しいものだ。「鼻でフン提灯ブラ」(仮名手本忠臣蔵)は、止めて欲しい。
平成17年3月9日
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バカ陽気
今日(3月9日)は、一日ポカポカと穏やかで暖かかった。このように季節はずれの気候を“バカ陽気”という。すると、陽気にもバカと利巧があることになる。初めて気が付いたが、実に不思議だ。それはそれとして、人間様は、自分のバカさ加減は棚上げにしておいて、陽気だけをバカ呼ばわりする……こんなチョボイチな話はない。如何なものか?
平成17年3月9日
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