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満漢全席
マンカンゼンセキ…と読む。中国清朝の宮廷料理だ。もちろん、清朝皇帝が食べたもの。
現在、日本でも中国、香港でも、満漢全席を食べさせる店はあるらしいが、清朝皇帝や西太后が食べたものに比べ、品数が到底及ばない。専門店でも、その種類はせいぜい50品くらいらしい。
<西太后>
満漢全席のメニューの数は、少なくても30品目以上、多ければ160品もあるとのことだが、それがすべて美味しいかどうかは、それぞれの味覚とか味感により決まることだろう。
全部出れば、30~160種くらいと聞き及んでいる。満漢全席は、祀宴、尊宴、燕宴、囲宴の4つに分かれていて、延々と2日間にわたって食べ続けるものらしい。
その料理の材料には多くの珍品、絶品が使われることは勿論である。 また、その調理法も尋常なものではなく、あらゆる料理の手法が使われるとのことである。
珍味の中には熊の手、蛙の舌、鶴の首、冬虫夏草(地中の昆虫に寄生したキノコ)など、滅多に味わえないものも含まれる。
このような満漢全席は誰でも料理できるという代物ではない。今日ではその道の造詣の面でも、また、調理技術の点でも、完璧にできる料理人は殆どいないのではなかろうか。仄聞によれば、中国の瀋陽には、古い料理人が残っており、その伝統を伝えているとか。ホンマカイナ?
幻の料理・満漢全席に挑む!!(極上特大乾燥アワビのステーキ)
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幻の料理・満漢全席に挑む!!(赤海燕の巣入りココナッツミルク)
幻の宮廷料理・満漢全席に挑む!!
筆者も一度、北京の満州宮廷料理店「ぼう膳」で、その一部を食べたことがある。美味には違いないが、値段が高くなればなるほど、妙なものを喰わせる。
前述の珍品とは異なり、象の鼻と鹿のペニスを喰わされた。
味なんかしなかった。柔らかいヘチマを喰っているようだった…といってもヘチマは喰ったことがない。冬瓜からの連想に過ぎない。
ただただ ぼう膳 とするばかりであった……
06.10.09
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