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先代三平氏師は徹底したエンタテイナー。高座で喋り始めてから新しい客が入ってくると「いらっしゃいませ! もうお見えになる頃だとお待ちしておりました。もう一度はじめから演りなおします」。
客が噺の途中で席を立つと、「行ってらっしゃいませ! お手洗いは右です。お早いお帰りを!」と演った。
その直後、一匹の犬が、三平師の高座の前を通り過ぎた。
三平師、間髪を入れず「行ってらっしゃいませ! お手洗いは右です。お早いお帰りを!」と演って、拍手喝采! まさに三平師の真骨頂だ。
三平師、間髪を入れず「行ってらっしゃいませ! お手洗いは右です。お早いお帰りを!」と演って、拍手喝采! まさに三平師の真骨頂だ。
先代三平師は、落語の流れに大きな一石を投じたのではないか。功績は認めるべき。談志は逆に過大評価されていると思う。