
後飯(あとマンマ)
すき焼きの残りにご飯やうどんを入れて食べると実に旨い。それを喰わせる店がある。
これは筆者の推測だが、その店では「あとマンマ」と称して、元々、厨房の調理人が食べる“賄い飯”だったメニューを、とうとう表のメニューに出してきたのではないか。それがあまりにも旨かったからだ。たまたま、正式なメニューに入る前に食べる機会を得たことがある。この作り方は、すき焼きの残りにご飯を入れて(あるいは、ご飯にかけて)食べるやり方そのものです。
勿論、表のメニューとしては、その名も「後ご飯(あとごはん)」と上品に改名した。卵や「後ご飯」専用に開発された豆腐、ネギなどを入れて食する。これらをサッと仕上げた後、白い炊きたてのご飯にかけて食べる。
これがまたグンバツに旨い。一度食べた人は、その味がどうにも忘れられないらしく、「また行こうよ」と催促されることが多い。
えっ? その店? 日本堤の「さくら鍋 中江」です。そおそお、「土手の伊勢屋」の隣です。
桜肉はアッサリしているうえに、ヘルシーで‘ウマ’いですよ。おまけに美容に良い。だいいち、“ヒン”がイイやね。
平成17年1月21日(補修のため再掲)