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人間・北斗星

2005-04-10 10:18:01 | 旅・鉄道・グルメ…

人間・北斗星



 寝台特急「北斗星2号」に乗車する機会に恵まれた。札幌17:12発-上野(翌朝)09:40着。以下、乗車体験・・・題して、【人間・北斗星】。

★機関車の牽引する列車が、途中で進行方向を二度変える点。
1号車を先頭に札幌を出た北斗星は、千歳線・室蘭本線・函館本線を経由して函館着。函館駅は線路がどん詰まりになっているため逆戻りする形で、江差線・津軽海峡線を経由して青森着となる。すなわち函館発は、1号車が最後尾になる。当然、機関車は前後付け替えられる。そして、青森駅も線路がどん詰まりなので、ここでまた同じことが行われる。今度は、1号車が最前部になって上野に向かう。まるで我々が‘越え難き壁’に遭遇して、人生の方向転換を図るのに似ている。





★ 寝台特急・北斗星2号の乗り心地の違い。
乗り心地が、北海道内(JR北海道)と本州側(JR東日本)では全然違う。道内走行中の騒音と振動・衝撃はかなり激しく、線路路盤の弱さを露呈している。それが海峡トンネルに入り、JR東日本管内に入った途端に静かになる。首都圏へ近づくほど、より一層静謐さを増す。両JR社の力の差、“持つ者と持たざる者”の差。まるで人生そのものだ。



窯変か妖変か。
北斗星が札幌を出るところしか見ていない人は、「青い機関車が牽引していた」と云う。一方、上野到着しか見ていない人は、「嘘だあ、赤い電関が引っ張っていたよお!」と仰せある。それは前述のような理由による。皆さん、嫁さんでも、長い間には随分妖変するモンねえ?!

平成17年4月10日  YBB

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