
カクヤのこうこ
冒頭の写真は・・画像元 http://sesenta.exblog.jp/i9
「カクヤのこうこ」…こういう言葉を聞いたことがありますか?
1.「覚弥のこうこ」もしくは 2.「隔夜のこうこ」と書く。「こうこ」はお新香のこと。つまり漬け物。
その謂(い)われは、前述の1.と 2.で異なる。
1.は→江戸時代初め、岩下覚弥の始めたものといい、
2.は→高野山で隔夜堂を守る老僧のために始めたものともいう。
どちらにしろ
種々の香の物の古漬けを塩出しして細かく刻み醤油などで調味したもの。 (広辞苑)
キュウリの古漬け
ナスの古漬け
筆者は十数年来この方、糠漬けを漬けている。だから、どうしても知らぬ間に古漬けができてしまう。古漬けは、しょっぱくて臭い。そのままでは、喰いづらい。
http://www.rakuten.co.jp/takakuraya/479141/
だから、古漬けを暫く水に漬け、塩分と臭みを抜く。それから細かく刻んで、ギュッと絞り、小皿に盛る。軽く醤油で調味して、土生姜か胡麻をトッピングする。
これで万事完了! 刺身より安いのに、オマンマに良くて酒の肴にイイこと請け合い。
うりの粕漬(古漬)