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フグよりウマイ「あら(クエ)鍋」

2006-11-17 10:27:13 | 旅・鉄道・グルメ…

 

フグよりウマイ「あら(クエ)鍋」 
 写真㊤・本クエ(28キロの大きめのサイズ) 
 画像元→ 
http://www.ginchiro.jp/shiki/huyu/kue/


大相撲九州場所が始まると、この魚が美味しくなる


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 テレスコ・ステレンキョウ   という噺(落語)がある。先代の金馬がよく演った。

                                              (写真:先代・金馬)

 粗筋は……

 名前の分からない魚が釣れた。奉行所がその名前を知っている者には賞金を出すと言って魚拓にして張り紙を出し公募したところ、ある男が名乗り出て「テレスコ」だと言った。誰も知らないのだから、どんな名前でも良いわけだ。この男、相当頭がよい。

 疑った役人は、その魚を干して再度名前を募集したところ、件の男がまた名乗り出て、今度はその魚を「ステレンキョウ」だと言った。

 「あなここな偽り者め!」ってんで捕まっちゃった。牢へ入れられ、処刑されるときに乳飲み子を抱いた女房に面会を赦され、遺言をするのを許可された。
 その男は女房に向かって「この乳飲み子が成長した後にも、烏賊の干したのを“するめ”とは決して言わすな」と言った。

 
その機知で赦されたというご存知のお噺。


 この噺の枕で、金馬は「所変われば品変わる」ではなくて「呼び名がかわるのだ」と些か理屈っぽい話を振る
 金馬が嫌いな人は、金馬のこういう点を嫌うようだ。


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 それはともかく、これからが本題です

   7キロのクエ
        本クエ(7キロの小ぶりなもの)

 28キロのクエ
     本クエ(28キロの大きめのサイズ)

                     

 「くえ」という魚がある。「九絵」と書く。釣り人は「もろこ(諸子)」とも呼ぶことがある。

 

 九州では、この魚を「あら」と呼ぶ。体調が1メートルを越すくらいデカイ魚である。この魚が旨い。

       クエ鍋

 和歌山辺りの漁師の間では「クエを喰ったら、他の魚はクエん」と言うそうだ

              クエちり
                   くえ料理の代表 くえ鍋

 確かにこの鍋は抜群に旨い。おそらく河豚の何倍も旨いといっても差し支えないだろう。淡泊なのにコクがあり、何とも言えないくらい美味しい

                  美味しんぼ、幻の魚あら鍋

野菜をたっぷり入れたあら鍋を喰い終わった後は、定番の雑炊。これがまた天にも昇る旨さだ。     

                          クエちり(サムネイル)  


06.11.17

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