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亀戸餃子

2006-06-10 08:00:16 | 旅・鉄道・グルメ…

 

亀戸餃子    

 亀戸駅前の「亀戸餃子」といえば、十数年前からマスコミでも‘しばしば’採り上げられている。餃子しかない。アルコール類を除くと、白い飯もない。徹底している。                               

                                

 一人前が5個で250也。座ると黙って二皿(二人前)が出てくる。追加は一皿単位だ“百聞は一見に如かず”・・入ってみた。近所のオバチャンが、買い物籠をぶら下げて入るような雰囲気の店だ。

 結論からいうと、不味くもないがウマクもない。ただ焼き方は上手だ。正式には「亀戸名物・亀戸餃子本店」という。「本店」というからには支店がある。両国と錦糸町にあるらしい。

 自分で「亀戸名物」とは、些(いささか)かド厚かましい気もする

 70歳代と思しき皺クチャ爺さんが、焼いている。これがやたら元気で威勢がよい。隣に50歳代らしい娘?が立ち、客の世話をしていた。
 二人は口喧嘩をしながら、仕事の手だけは休めない。掛け合い万歳のようだ。

 昼を大分廻っていたので、店内は空いていた。隅に座っているサラリーマン風の若い男性は、十皿を平らげ店を出ていった。続いて、こちらも出た。

 「マイド、アリアトア~ス!」親爺が叫んだ
 「マイド」と「アリアトア~ス」の間の一瞬の間(ま)は絶妙だ老爺の声はボーイソプラノのように甲高く、まるで鳥の声のようだ

 そりゃあそうだろう   亀だけに“鶴の一声”   なのだ。  
                                  

06.06.10

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