
普茶料理
写真㊤:興福寺の普茶料理 (献立の材料が紹介されている)
普茶料理とは黄檗宗大本山萬福寺によれば…
「普茶」とは、普く多数の人にお茶を差し上げると言う意味で、お寺での行事について協議や打ち合わせの時に、茶礼という儀式を行い、その後の謝茶(慰労会)で出される中国風精進料理のこと。
宗祖隠元禅師が中国から伝えた精進料理で三百数十年の伝統と風味、新鮮な素材、季節の野菜を使い、高タンパクで低カロリーな萬福寺ならではの料理です。明朝時代の大伽藍がたたづむ萬福寺で、4人一組の食卓で味わう普茶料理は、自分が修行僧の一員になった気分を味わえて格別 です。是非ともご賞味下さい。
…とのこと。
とにかく、生臭物は一切使用せず、全部野菜や植物性のデンプンなどで代用する。
というと、味は?ということになるが、これが美味である。見た目にも本物にソックリだ。鰻でも、魚でも、肉類でも、一切生臭物すなわち鰻や魚類、肉類は使わない。それでいて、本物ソックリで美しく且つ美味と来ている。
残念ながら萬福寺のものは食したことがないが、萬福寺と同じ黄檗宗の、「岐阜の大仏」こと正法寺境内にある香芳苑の普茶料理は数回食べたことがある。(写真㊦↓: ㊧から香芳苑・正法寺・大仏)
画像元 URL http://www.gifucity-archive.jp/read/f/
この秋には是非、萬福寺の普茶料理に挑戦したいと、密かに野望を抱いているが、サテ……どうなることやら。若い人にはイマイチかも知れないが、年配者にはお薦めだ。
(05.09.08 記)
06.09.28
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