米戦闘機が勢ぞろい
(時事通信) 11月 8日(水) 11時49分
冠雪した米北西部アイダホ州のソートゥース山脈上空を編隊飛行するF15、F16戦闘機。いずれも米空軍の精鋭だ。国防総省が6日公表した 【EPA=時事】
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
本日は少々きな臭い話になる。
冒頭の写真の、どの機種がF15戦闘機で、どれがF16戦闘機かは、㊦の写真で判定してほしい。
要撃戦闘機 F-15J
F16戦闘機
F16戦闘機には想い出がある。
湾岸戦争の頃の話だ。一日の仕事が終わると、疲れを癒やすため‘ほぼ’毎日、小さな止まり木バーへ通っていた。それは六本木交差点近くのビルの地下にあった。
そんなある日、まだ時間が早かったせいもあって、バーは閑散としていた。外国人の青年が一人、止まり木に留まって呑んでいた。狭いバーなので、必然的に隣り合わせに座ることになった。
ふとしたことがきっかけで、その青年と会話が始まった。英語は良くできないので、マスターの通訳が頼りだった。
話をするするうちに彼は湾岸戦争から岩国基地を経由して、米国のカリフォルニアの実家へ戻る途中の米軍兵士だったのだ。一日だけ暇がとれたので、六本木に寄ったとのことだった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Ku-map.png
話は弾み、彼に軍隊での仕事を尋ねた。返ってきた彼の答えを聞いて、度肝を抜いた。
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/misawa/
F16戦闘機のパイロットなのだ。
F16戦闘機など最新鋭の航空機のパイロットには、超々エリートでないとなれないからだ。
成績・頭脳、運動能力、日常の行動などが抜群の者の中から選ばれる。
「シックスティーン」という彼の言葉が耳に強く残った。
このまだ‘あどけなさが残る’、人なつこい好青年がまかり間違えば、湾岸の空に散っていたかもしれないのだ。
戦争というものはカネだけでなく、人材も浪費する。可能性に満ちた将来を持つ若者の命も容赦なく奪う。
かつての旧日本軍も多くの若者の命を無駄にした。
げに戦争とはむごいものである
06.11.09