
塩辛で、ぺえいち
今夜は雨だ。夕方から降り出して、今はかなりひどい降りだ。こんな夜は、手製の塩辛で「ぺえいち」やるしかない。
かなり前の話になるが、blogに「ぺえいち」と書いて、何のことですか?と聞かれたことがあった。そおだろう、呑兵衛の下品な裏言葉などお上品な方が知る由もない。「いっぱい」(一杯呑む)を逆さまにしただけだ。
裏用語…今は業界用語というらしいが…言葉を縮めたり、逆さにしたものが多い。「ザギン」→銀座、「チャンネエ」→「姐ちゃん」などは古くからよく知られている。これは何の業界だって? もちろん○○筋に決まっている。
鮨屋で「アガリ」「ガリ」「カッパ」「ムラサキ」「ギョク」「シャリ」…今や表用語化した感がするくらい客が使う。でも止した方が賢明だ。職人が裏で、ペロッと舌を出しているかもしれない。
裏用語は本来、客に悟られずに職人(専門家)同士が話すために使われ始めたに違いない。どの業界にもある。それを粋がって使うのは、せいぜい餓鬼までだろう。
ハンセイ …ぺえいち。
06.03.16