大島康紀☆雪月花

Artist COKY.OSHIMA
Painting,Drawing
Arts & Essay

美術品商申請

2014-05-19 | Profile


長野県公安委員会許可 第48113030****号「美術品商」

アトリエのギャラリーに据え付けた小さなプレート。
本業は作家であって画商が専業ではない。
制作のみに没頭していたいところではあるが、個展・企画展などの発表の場をつくり、展示頒布のイベントを行う。
時に、とある作家の売り手と買い手の仲介をしたり、画友の展覧会のプロデュースに奔走したりもする。
若い作家に道を開いてあげたい思いもあり、作品を預かる時の信用の証しでもある。

アトリエ/ギャラリー

2012-06-16 | Profile
アトリエの庭
恵みの雨に山野草が咲いている。
草木が瑞々しい彩りに輝き、梅雨空に映える。
ギャラリーの壁に這わせたつる薔薇の木も2階の屋根まで届いて、蕾が膨らんでいる。
山深い小さな村のギャラリーに、時折訪ねてくれる客人を
谷川の清流の音と、緑の山に包まれた自然がお出迎えしてくれます。

        

古民家の小屋をリフォームした手作りのギャラリー。制作は母屋の2階の画室。画室は非公開。

山の郷

2012-03-28 | Profile
信州小諸、浅間連山の高峰・三方ヶ峰の山麓にある水石集落。
標高1000mの小さな村にあるアトリエ。
古民家を譲り受け、自前でリフォームを始めて十数年。
すっかり田舎暮らしにも慣れて、もはや都会では暮らせない体質になった。

元の家主は農家で酪農を営んでいた。
戦後の開拓期、寝る間も惜しんで土を耕し、牛を飼っていた。
「空に向かって鍬を振る。」「月に向かって土を起こす。」
先人の言葉を聞きながら、この地で空を耕す想いで画業を全うしたい
と、アトリエの屋号を「天耕房」と名付ける。

母屋と牛小屋と納屋のある大きな家だ。
当初は東京と長野を頻繁に往復。夏場のアトリエだった。
初冬のある朝、初めて観る霧氷の銀世界。
この感動が永住のきっかけになった。



母屋の補修が済んで、牛小屋を壊そうか思案していた時、
地元の絵画講座で出会った受講生やら知人が手を貸してくれて
改造リフォームが進み、展示画房ができた。



自然と対峙して暮らす。
究極の風景画は、自然の空気感を表現すること。
自然の花は折らずに、咲いている場所に出向いて描く。
谷川の渓流に住む岩魚を描くために釣りをする。
馬の大きな命の塊りと美しい体形に魅せられ、庭で馬を飼う。
山を描き、花を描き、馬を描く。
すべての暮らしが「CANVAS」の中に塗りこめられる。



風の色を見つめ、土の声を聞きながら・・・。
日々、創作の起点の一歩をあるく。

大島康紀の軌跡

2012-03-28 | Profile
大島康紀(おおしまこうき):プロファイル

長野県佐久市出生。武蔵野美大にて油絵を学ぶ。
油彩、水彩、版画制作。文・科学省検定教科書の挿絵、装丁などを手掛ける。
エッセイを書き、陶芸・彫塑など多岐に創作活動の幅を広げ、絵画講座の講師、講演多数。
1978~現代童画展出品。出版美術賞・小学館賞/作家賞/1986現代童画大賞
1988上野の森美術館・日本の自然展優秀賞
1988北野美術館大賞展・北野美術館賞
1990河口湖美術館・富士山グランプリ展・銀賞
2001越後湯沢・川上四郎記念展・最優秀賞、ほか。
2005妙義美術館・妙義を描く展・教育長賞
2006~妙義山麓美術館・日本はがき芸術作家展出品。
碓氷峠アートビエンナーレ大賞ほか受賞多数。同展文化会会員
1997東京より小諸市にアトリエを移す。
アトリエ天耕房開設。

主な個展
銀座・昭和画廊
日本橋・東急百貨店
まちだ東急、ながの東急、こもろ東急
浦和・伊勢丹
そごう各店
松本・いのうえ
ベルシャイン駒ヶ根
高峰高原ホテル
八ヶ岳高原ロッジ ほか(通算57回)