大島康紀☆雪月花

Artist COKY.OSHIMA
Painting,Drawing
Arts & Essay

渡り蝶浅葱斑列島縦断の旅 絵巻

2022-09-23 |  ART picture1
渡り蝶浅葱斑列島縦断の旅 絵巻(web版)
大島康紀 画

陸奥の国で生まれたアサギマダラのメチョウは
八甲田の高原で夏を過ごし 旅立ちの日を迎える
蔵王、赤城、榛名の山並みを超え
大きな浅間山を超えて
信州信濃の楽園に着いた
南下の旅は続く・・・








さらに南へ
嵐に揉まれ 高いアルプスを越えて
駿河の国に
初めての海にはイルカの家族が出迎えてくれた






ヤマトの国を過ぎるころ
南の国に帰る鳥たちの家族に出会う
メチョウは単独行・・・




途中 何度も立ち寄って
薩摩の国を過ぎると
また広い海原
奄美の島々、喜界島、与論島・・・
やがて 琉球の国までやってきた
待っていてくれたのは信濃で別れたオチョウ





陸奥から琉球までおよそ2660㎞
アサギマダラの南下の旅の物語(完)

©浅葱斑の旅絵巻(web版)大島康紀・画
(原画:縦30㎝x90㎝+6枚パネル/和紙・顔彩、水彩、パステル)



渡り蝶浅葱斑列島縦断の旅 絵巻

2022-09-23 |  ART picture1
渡り蝶浅葱斑列島縦断の旅 絵巻(web版)
大島康紀 画

陸奥の国で生まれたアサギマダラのメチョウは
八甲田の高原で夏を過ごし 旅立ちの日を迎える
蔵王、赤城、榛名の山並みを超え
大きな浅間山を超えて
信州信濃の楽園に着いた
南下の旅は続く・・・








さらに南へ
嵐に揉まれ 高いアルプスを越えて
駿河の国に
初めての海にはイルカの家族が出迎えてくれた







ヤマトの国を過ぎるころ
南の国に帰る鳥たちの家族に出会う
メチョウは単独行・・・




途中 何度も立ち寄って
薩摩の国を過ぎると
また広い海原
奄美の島々、喜界島、与論島・・・
やがて 琉球の国までやってきた
待っていてくれたのは信濃で別れたオチョウ





陸奥から琉球までおよそ2660㎞
アサギマダラの南下の旅の物語(完)

©浅葱斑の旅絵巻(web版)大島康紀・画
(原画:縦30㎝x90㎝+6枚パネル/和紙・顔彩、水彩、パステル)



大島康紀絵画展2022

2022-09-23 |  ART picture1
大島康紀絵画展 Coky.Oshima art exhibition
花蝶春秋 
花開時蝶来・ハナヒラクトキチョウキタル



2022.7.21~7.25
軽井沢信濃追分文化地場「油や」Gallery一進








例年の個展 コロナ禍にあって自粛、二年ぶりの開催
お会いできずにいた懐かしい方との再会や
初対面のお客様との出会い
有意義な個展となりました



大島康紀☆蝶の絵葉書【アゲハ蝶】

2021-01-20 |  ART picture1
蝶の生態観察をする中で最も身近なアゲハチョウを描く
大島康紀の揚羽蝶スケッチ集



気候や食草の違いから棲息域もそれぞれで
絶滅が危惧されている蝶も多い
春の一時期のみ姿を現す「ヒメギフチョウ」「ウスバシロチョウ」
 

夏の盛りに花壇に集まる「キアゲハチョウ」「オナガアゲハチョウ」
都心の公園でも見かける「アオスジアゲハ」  

何れも愛しい蝶の生息環境は人の手によって狭められている

越冬蝶絵葉書

2021-01-07 |  ART picture1
早春の里の陽だまりに いち早く飛び出す
成虫越冬の蝶に出会う
寒冷地の当地では残雪の中に見る蝶の姿は驚異でもある



厳寒期に成虫で冬越ししている蝶を探すのは至難の業
ストーブ用の薪の間から出てきたキタキチョウを見たことはあるが
無事に春を迎えて欲しいと願うばかりです。




[越冬蝶スケッチ postcard]

2021描き初め 成虫越冬蝶スケッチ

2021-01-02 |  ART picture1
蝶の里「糠地郷」の保全活動に関わって数年
バタフライガーデン整備や観察棟、フィールド観察等々多岐にわたる作業の成果から
多種多様の蝶たちの生態を学ぶことができた。
卵―(孵化)幼虫ー(蛹化)羽化
蝶の誕生日をどこに設定したらよいのか悩んでみたり
早春に姿を見せる「成虫越冬」の蝶たちに関心を寄せる。


キタテハ


ルリタテハ


キタキチョウ


テングチョウ

「成虫越冬蝶」スケッチ  2021.01.01

ヒメギフチョウ(絹本・顔彩)

2020-04-20 |  ART picture1


「カタクリにヒメギフチョウ」
まだ見ぬ蝶に出会うまでは”幻の蝶”
昨年蝶研究家に棲息地を案内して頂き待望の蝶に出会うことができた。
雑木林の渓に秘かに咲くカタクリの群生地に
時折舞い降り吸蜜するヒメギフチョウ


「蒲公英と姫岐阜蝶」

ヒメギフチョウの食草はウスバサイシン
写真家も画家もカタクリに止まるヒメギフチョウの構図が定番だ。
食草の葉裏に産卵が済むと春の女神は姿を消す。

画家は如何に感動を表現するか常に模索の中にいる。
風景画を主体に制作していた頃
スケッチ取材に各地を訪ね、美しい自然に沢山触れてもいたが
東京のビルの中で仕上げた作に何か納得がいかず
自然の中で空気の色を感じながら制作しようと
信州の山里にアトリエを移した。



制作の傍ら地域の人々と蝶の保全活動に勤しむ。
絶滅危惧種の保護やアサギマダラの飛来地としての整備
バタフライガーデン、観察棟、水石地区の蝶の里・・・
当初はオオムラサキの棲息地の保護活動から食草樹の植樹
食草の手入れの成果か今年初めてヒメギフチョウが我が家の庭に飛来した。

何時しかモチーフも「蝶」を描く画家となった。

手作り額

2020-03-13 |  ART picture1
取材や出張の少ない冬の間工作室に籠り額縁づくりに精を出した。
個展の数も減らし絵画制作もスローペース
合間に作る自作の額縁に自画自賛といったところだ。



懇意にしていた額屋さんに特注で依頼していた製品は評判が良かった。
いつもオリジナルの一点ものだったのだが
いつの間にか小売店に並ぶようになった。
経営者が代替わりして、大量生産を始めたのだ。
先代の職人気質にほれ込んでいたのだが
額縁のデザインにまで著作権を主張するわけにもいかず
付き合いが途切れてしまった。



餅屋は餅屋、専門家の作った製品は完ぺきだった。
自作の手作りは「トメ」がずれたり、寸法が合わなかったり
四苦八苦。
しかし、サイズも規格外のものや額に合わせて絵を描いたりと結構楽しんでいる。