原発事故発生から2015年末までで6,900件の移住世帯が認めらているそうです。
この数字は2011年以降年々増えているそうで2014年から2015年の一年で40%も
増えているようです。しかし一方で政府・福島県は帰還困難区域を除く避難
指示区域を一六年度中に解除する方針を示しているます。
狂気の沙汰とはこの事でしょう。
放射能汚染の区域の中に人を住まわそうとしています。事故を極力小さいも
のとしたい、「津波で原発は壊れ放射性物質が漏れ出し、事故当初は大きな
事故だたけれど既に5年が経ちもう戻っても健康被害は無い。」と言っている
んです。
誰がこんなこと信じますか? 政府は経済に大打撃を与え、しいては今後長い
間日本の国力を蝕む福島第一原発事故を無かったことにしたい。と企んでいる
ようですがそうはいきません。福島第一原発の事故はIAEAが最悪の過酷事故と
認定し、未だに収束の手立てがないのが現状ですから。
日中戦争・太平洋戦争での大本営発表とおなじです。中国大陸ではいたずらに
目的の定まらない作戦を実施し戦線を拡大しまい収集が付かないまま太平洋戦
争に突入。1941年連合軍との開戦後半年で攻守逆転しどの局面においても作戦
運用と国力の差に押し切られたにもかかわらず、情報操作し事実を国民に公表
しないまま各地で敗北、沖縄戦でも完敗しヒロシマ・ナガサキに原爆を落とさ
れ沖縄戦同様多くの市民が殺される悲劇が起こり終戦。
フクシマの状況も同じようなことになるでしょう。
何故か? 双方ともに、ボタンの掛け違いから事が大きくなっているのです。
国民は納税者です。国民の税金で国は成り立っています。この国の成り立ちの
部分での仕組みは変わっていないはずです。戦時中も納税者に対して事実を公
表し、国のかじ取りに失敗は政府がそれを認め傷口が広がらないうちに方向転
換すれば済むことだったのです。福島の事故も同じです。福島県民と国民に情
報を隠している現在、昭和の戦時中と同じ轍を踏んでいるのです。それがなぜ
政府・官僚・議員連中には判らないのでしょうか? こんな簡単な事が解らな
いとは・・・困ったものです。
福島第一原発を中心に拡大している放射能汚染と共に確実に健康被害は広がり
ます。そうなれば、東北と関東の活動は衰退し経済は下降していきます。
そして問題なのはその原因である原発事故を収束する方法を現在の人類の技術
知識では対処できないという事です。
戦争はどちらかが降伏すれば一応は終わりです。 原発事故には降伏の二文字
は無いのです。 延々と永久的に戦い続けなければならないのです。100年
200年の問題ではないでしょう。その間、技術が発達し核燃料を処分する方法が
見つかる可能性は無いとは言い切れませんが、ゼロに近いでしょうネ。
我々が生きている間、または子供たちが生きている間は「出来ない」と言って
いいと思います。東京新聞が報じるように原発避難者はますます増えるでしょ
う。当たり前です、放射性物質・放射能は危険だと知っている大人ならな避難
するでしょうし、ましてや小さな子供たちをそこに住まわせるなんてことは恐
ろしくて出来ませんし、将来結婚する女性にとっても大問題です。
子供たちの未来を大人が奪う事になるようなことは避けて当たり前です。
ではどちらが子供たちの未来を奪う事になるのか?
汚染地域に留まる事で子供たちに未来を約束できるのか?
失うものは大きいが、汚染地域から離れより安全な場所に移り住むほうが子供
たちにとっては良いのか?
難しい選択ですが大人が答えを出さなくてはなりません。
それぞれが放射能から身を守る方法、国が滅んでもなんとか生き抜く方法を見
つけなければならない時代かもしれません。 株なんかは紙切れ同然になるで
しょう。 現金も場合によっては紙くず同然いなります。過去そんな事は世界
中で起こっています。日本の一部で50歳まで生きられれば長生きだと言われる
ようになるのかもしれません。今までの固定概念・社会通念なんぞは通用しな
い時代ですね。
ですから、正しい情報を収集し、それを分析ししっかりした方向性を持たない
とホント、ヤバイです。
高浜が再稼働しました。全国の原発は次々再稼働に向けて動き出します。
福島第一原発と同じような過酷事故が発生するリスクを拡散させているという
事ですから、まさしく明日は我が身です。
ホント、日本っておバカな国ですね。
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