チャーリーの大好きな落語家、柳屋小三治師匠(81歳)がお亡くなりになり
ました。特別なフリークではありませんでしたが、昔から落語が好きでした。
好きな噺家は、三遊亭圓生 立川談志・古今亭志ん朝・柳屋小三治、と当たり
前に上がる噺家のお名前ですが、この四人は別格のように感じました。
寄席にいったりTV局の公開寄席番組等でたの噺家さんも聞きましたが、やは
り別格ですね。大きく違うのは、落語を聞いていて情景が浮かぶか?どうか
です。落語ってイマジネーションの世界に入り込んで、聞きながら情景が浮か
ぶかどうかなんです。
四十数年前、チャーリーが中学生の時柳屋小三治の「芝浜」を聞いた時、自
分の頭の中に落語「芝浜」の場面場面の情景がハッキリとイメージ出来た
事を覚えています。行商の魚屋がま夜がだ明けぬうち女房から起され、芝の
浜で煙管で一服している場面の情景が、物を知らぬ中学生の頭の中で見事に
イメージ出来た事に感動し、「これが落語というものか!」と同時に、「こ
の噺家は誰だ? これが噺家というものか」と何やら少しだけ大人になった
ような気分になった事を覚えています。
62歳になった今、チャーリーが自分で日本人であると認識できる、アイデ
ンティティーの一つは日本の文化である事は明白ですが、チャーリーの中
の日本文化の中で落語が占める割合は非常に大きいものです。
というわけで、(無理やりww)柳屋小三治師匠のお陰で、落語に親しみ
「日本人に生まれて良かった」と意識出来たことは感謝いたします。
楽しく面白い落語を聞かせていただきありがとうございました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます