チャーリーの青空トーク

60を過ぎた頑固ジジイが、ライフワークの「姓名判断」と「幸福に生きるには」を勝手に語るブログ。

使用済み核燃料の取り出し、という人類始まって以来の大博打! Ver3

2013-11-16 21:33:58 | 原発事故
またまた、あってはならない事が出てきました。4号機の使用済み核燃料プール
に保管されている1331本の内3本使用済み核燃料に損傷が見つかりその内の1本
はくの字に折れ曲がってしまっているとの事です。呆れた事に25年前の事故だそ
うです。今まで公表せずに隠していたということですね。

前回の青空トークでお話しした通り使用済み核燃料は凄まじい放射線を発する
モノです。100,000SV/hrという途方もない放射線量で、人間が近づけないばか
りか環境にどのような影響が有るのか解からない代物です。

扱いを間違えば確実に国が滅ぶほどの大きな影響があるモノなのです。

東京電力という組織は何処まで狂っているのでしょうか?

そのような電力会社に認可を与えている国のレベルも低いですよね。

くの字に折れ曲がった核燃料を処理する技術が人類に有るのでしょうか?チャー
リーはないと思います。有れば25年の間にとっくに処理して事故が無かった事に
なっています。それをしなかったという事は少なくとも日本にはその技術が無い
ということですね。

どうするのでしょうか?そのままの状態を保ち放射線量が安全な基準に減るまで
それが何千年・万年単位で安静を保たなくてはなりません。

その間、再度大きな地震に見舞われ冷却水の循環が止まったら・・・プールが損
傷し冷却水が無くなったら・・・大変なことになります。地震だけではなりません
1号機から3号機まで破損したままの原子炉があり、いつ何時状況が一変するか誰に
もわからないのです。

1号機から3号機の原子炉は大破したままです。放射能汚染水も毎日増え続け、それ
を溜めているタンクからの漏れも見つかっています。暗闇の中を手探りで歩いてい
るのと同じですね。自分の足元にいつまでも歩ける道が有るとは限りません。


万が一冷却水のリカバリーが出来なければ使用済み核燃料が発する崩壊熱により容
器が燃え出し、凄まじい量の放射線が大気中に飛び散るということです。ジルコニ
ューウム火災とスカイシャイン現象です。スカイシャイン現象とはジルコニュウム
火災に伴い上方に放出されたガンマー線が空気によって反射され再び下降し雨のよ
うに放射線が降り注ぐという現象のようです。もちろんこの放射線量は致死量を大
きく上回るもので、一瞬のうちに人の命を奪うものです。

こうなれば対処の仕様がなくなります。管理に従事していた職員・スタッフは時間
が有れば撤退できますが遅れればその場で命を落とす凄まじい放射線量です。施設
そのものを放棄しなければなりません。オペレーター・職員を失った施設は機能を
失い、当然のように使用済み核燃料の雪崩のような暴走が始まるでしょう。 

福島第一原子力発電所の1号機から4号機そして共用プールに保管している使用済み
核燃料は11,421本です。コレがひしめく様に冷却水の中に保管されています。この
1万本以上の使用済み燃料が冷却水を失えば、日本は確実に終焉を迎えます。

北半球アメリカ・カナダ・ヨーロッパ・アジア・ロシアの地域も実際にはどの程度の
被曝を受けるか解からないでしょう。もしかしたら、人が住めないほどの放射能汚
染量(年間20mSV)になる可能性は大きいと思います。その上、1号機から3号機は
原子炉そのものから溶け落ちた使用中だった大量の核燃料がメルトアウトの状態で
そのままになっています。

SFの映画での話ではありません。素人とのチャーリーがほんの僅かな知識だけでも
コレだけの悲惨な状況を想像できるほど簡単な話で、それは既に目の前で展開する
可能性をもったSFでもおとぎ話でもないのです。 目の前の問題なのです。のど元
にナイフが突きつけられているようなもので、そのナイフは永遠にのど元から離れ
る事は無いのです。


フクシマを起点としたカタストロフィーが始まるのです。 日本が滅ぶだけではな
く北半球さらには地球全体が放射で汚染され死の惑星になりかねません。

それが、東電という一企業と管理監督してきた日本政府によって引き起こされよう
としています。

このフクシマの事故を収束できなければ地球の未来全てが失われるのです。

何度も繰返します。 地震・ツナミ・台風などの自然災害は止めれれません。 
施設も老朽化します。 数百年単位で核燃料を保管する設計のなされていないプ
ールは当然それだけの年数がもたないでしょう? 新しいプールを造って移せば
いい?くの字に曲がった使用済み核燃料は無理でしょう。

将棋で言えば投了状態です。

そして人はミスを犯すものです。恐ろしい事に永遠に止める事の出来ない負のスパ
イラルに落ち込んでいるのです。

まず知ることから始めましょう。 
放射線の恐ろしさ、被曝の恐ろしさ、核物質がどのようなものか、それを利用する
核兵器原子力発電、原子力潜水艦、原子力船・・・
被曝、核廃棄物、核汚染、核の暴走、・・・チェルノブイリ・スリーマイル・フク
シマの事故 それらの事柄を知った上で、今フクシマがどのような状況下にあるのか
考えなければなりません。
  
そして、どうしたら良いのか?本当に核のエネルギーが必要なのか?考えるまでも
ありませんがもしこれ以上原子力は必要がない、即刻止めるべきだと思ったら行動
を起こさなくてはなりません。それはそれぞれの個々が考え決める事です。

坂本龍一氏が言ってました。「沈黙は野蛮な行為だ」と
そして、無知は罪深いものだと、気が付かなくてはいけません。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿