名神は20時間通行止め、新名神も通行止めだった様子。
本当にUターンにすごく影響があると思う。
京都・滋賀に大雪 交通混乱、立ち往生続出で強制撤去初適用
京都新聞 1月2日(金)22時34分配信
京阪京津線大谷駅周辺の国道1号で、路肩に止められたままの乗用車の列(1日午後11時45分、大津市大谷町)
寒気の流れ込みで強い冬型の気圧配置となり、京都府、滋賀県は1日、各地で大雪に見舞われた。府北部と京都・亀岡、山城中部、県北部や近江西部には大雪警報が発表され、高速道路で長時間の通行止めが行われるなど交通が混乱。国道1号や名神高速道路、新名神高速道路などで、立ち往生した車を強制撤去できる改正災害対策基本法が京滋で初適用された。
2日午後5時時点の積雪は、京都地方気象台によると、京丹後市峰山36センチ、舞鶴市28センチ、南丹市美山16センチ。京都市中京区は降り始めから最大16センチに達し、1957年の18センチに次ぐ記録となった。宇治市など府南部でも10センチほど積雪があった。彦根地方気象台によると、長浜市余呉町柳ケ瀬で128センチに達したほか、米原市43センチ、彦根市20センチを観測。大津市など県南部でも20センチ近く雪が積もった。
高速道路は、新名神の甲賀土山インターチェンジ(IC)-草津ジャンクション(JCT)間で22時間以上通行止めになった。名神の栗東IC-京都東IC間、京滋バイパスの瀬田東JCT-宇治西IC間も長時間の通行止めとなった。西日本高速道路は1日午後11時50分から2日午後4時40分まで、3高速道路の一部区間を強制撤去区間に指定。本線上に放置されるなどした計7台を最寄りのパーキングエリアなどにレッカー移動した。
このほか、京都府内では京都縦貫自動車道の長岡京IC-園部IC、阪神高速8号京都線の全区間も1日夕から2日夕まで通行止めになった。
大津市と京都市を結ぶ国道1号では坂道を上れない車が相次ぎ、国土交通省近畿地方整備局は1日午後7時50分から2日午前7時半までの間、大津市逢坂-同市横木間3・6キロを車の強制撤去区間に指定。ピーク時には車約50台が立ち往生し、滋賀国道事務所の職員らが車を押して路肩に寄せて除雪車などの通路を確保した。京都市内の一般道でも立ち往生する車が相次ぎ、市営バスのダイヤも終日混乱した。
鉄道は1日、JR山陰線や北近畿タンゴ鉄道宮津線で運休や遅れが発生。JR湖西線では一時、普通電車が立ち往生し、乗客約300人が約3時間車内に閉じ込められた。
関西電力によると、1日午後5時40分ごろから最長1時間、東山区下馬町周辺の約840世帯が停電した。電線に雪の重みでたわんだ木の枝が接触したのが原因という。
最終更新:1月2日(金)22時34分
京都市内で記録的積雪 金閣寺も雪化粧
京都新聞 1月2日(金)12時32分配信
雪化粧のなか、朝日に照らされ輝きを放つ金閣寺(2日午前9時ごろ、京都市北区・金閣寺)
記録的な積雪を観測した元日から一夜明けた2日、京都市北区の金閣寺は純白の雪化粧に覆われた。一面の雪の中で、朝日に照らされた金色の舎利殿が鮮やかな輝きを放った。
日本の上空に寒気が流れ込んだため冬型の気圧配置が強まり、京都地方気象台によると、京都市中京区で1日午後7時、16センチの積雪を観測するなど府内各地で大雪となった。
3日にかけても北日本から西日本の日本海側で大雪になる恐れがあるとして、気象庁は警戒を呼び掛けている。