山行3日目(最終日)
朝は早い。
起床前からごそごそ準備をしてる人達がいた。
朝食は、5時頃にアナウンスがあったと思う。山の朝は早い。
俺達は、上高地に下りるだけなので6時半頃に出発。
ほとんどの人が出発した後だった。
ガムテープを借りて、靴を補修。じいさんに貸して欲しいと言ったら、「そんなんでもたないよ」と愛想わるい。
そんなことは言われなくてもわかってる。
愛想よく「上高地に下りるまでもてばいいので」というと、納得した様子で貸してくれた。きっと、この小屋の主人だろうか?
←槍沢ロッジ6時40分 ←私、今回の久しぶりの山行は、靴が...
出発してしばらく靴は大丈夫だったけど、ほとんど平坦な道であってもどうしても蹴るので、左足側のガムテープが緩んできた。
ゆっくり歩いてるので、同宿だった3人連れの方々が、足を悪くしたのかと心配してくれた。こんにゃくゼリーもいただいたし、ありがとう。
加藤が言ってたけど、下界じゃ見知らぬ人と話す機会なんてないけども、山に登れば気楽に話せる。山登りの魅力の一つだね。
徳澤園でテープを借りようとしたら、ガムテープを販売していると言われたので、即ガムテープを購入。価格も良心的で300円。
靴も売ってますって言ってた。
ソフトクリームがおいしそうだったが、食べたら帰れない。お金がギリギリなので。
このガムテープのおかげで、上高地まで辿りつけそう。一気にペースを上げたけども、その分靴のダメージが大きく、兎と亀になってしまった。
何回もガムテープを巻きなおし、ひたすら歩く。
上高地の手前に来ると、軽装の観光客とすれ違う。
もうすぐ辿り着くという期待に、足取りも軽やかになる。
河童橋。
久しぶり。
この靴で16年前に来た。
でも、バス停はまだちょっと先。
やっと下界に帰ってきた。
松本まで2400円。(電車賃込)
切符の購入順に乗るシステム。
バスの乗車時間は、1時間ほど。熟睡。新島々から、松本まで電車。
松本からのJR大糸線への接続は45分待ち。
高校女子がホームに直に座っていた。パンツが直。ちょっと驚き。
パンツが真っ黒けって感じ。それともブルマをはいてるのだろうか?
大糸線に30分乗り、ようやく穂高に帰ってきた。
雨。
よく降る。富士でも降ってた様子。
しゃくなげ荘側の、温泉施設で風呂に入る。日焼けした体には熱い。
上がった後もぽかぽかする。さすが温泉。
一休庵でそばを食べた。初日に食べた麺やはお休みだった。
俺は盛りの大。
おいしかった。加藤は生中2杯。おれはフリーを2本。飲みたいけど運転しなければならない。
リベンジをしようと言ったら、加藤は乗り気じゃない様子。
帰路につく。
着くと22時半。ああぁ疲れた。でも無事に帰ってこれてよかった。
15、6年ぶりの北アルプスは、とても新鮮だった。槍に登れなかったのは残念だったけど、初めてのテント泊も経験できたし楽しかった。