2023年11月15日にNPO法人八王子国際協会が主催する「世界の人とふれあいタイム:エチオピア連邦民主共和国の話」というトークイベントが行われました。講演の中で、エチオピア人講師の方がご家族の皆様を紹介され、リズミカルな太鼓の音楽に合わせて結婚式等のお祝いの催事で踊る地元のダンスをご家族で披露されたのには驚きました。アフリカの文化というか、改めて明るく陽気で親しみやすい国民性だなと感じました。
写真①講師(父)と娘さんがダンスを披露。(ビデオではないのが残念ですが。)↓
写真②講師(男性2人)と家族の皆さん。↓
コーヒーや陸上競技選手等で有名なエチオピアの面積は約110万㎢で日本の約3倍で、人口は約1億2700万人と日本とほぼ同じです。国名に「連邦」があるように、民族や言語の違う14の地域で構成され、共通の公用語としてアムハラ語が使われています。宗教的には、最大のエチオピア正教会やカトリックを含むキリスト教とイスラム教がほぼ半分半分だということです。
約2時間のグルメやファッション、観光等の文化や新興国としての経済・産業プロジェクト等の話しの中で、筆者が特に興味深く印象的だったことは、簡単ですが以下の4点です。
1)エチオピアはアフリカで唯一欧米列強の植民地にならず、イタリアとの戦争で勝利し独立を維持してきた誇らしい国です。それは日本と同じです。
2)300万年以上前の化石人骨、世界的に有名な「ルーシー(Lucy)」は1974年にエチオピアで発見されました。
3)カレンダーがユニーク。1年365日は13カ月で構成され、1か月は全て30日で、13カ月目だけが5日または6日となります。新年は、日本でいう9月から始まります。
4)国土の電気普及率は都市部を中心にまだ33%で、67%が電気を利用できません。現在電力開発や水不足の対策として大型のダム建設プロジェクトが進行しています。エチオピアは年間を通じて天気が良く、太陽光発電に将来性があるとのこと。日本の支援も続けられています。
こうしたトークイベントは時間も限られるため、入門編的な意味合いがあります。世界にはいろいろな文化や人々、国々があり、日本の常識が当たり前でない世界が広がっています。そして、こうした「ふれあい」がきっかけとなって、参加者がネットや書籍等で知識や情報の収集を始めたり、実際に現地を訪問したいと思ったりする意義は大きいと思います。
興味あるお話をありがとうございました。以上
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