浮雲亭とんぼの全国B級グルメ紀行

B級グルメをこよなく愛する旅芸人のニッポン全国食べ歩き日記。

【静岡市】 ★ 15年ぶりのポークステーキ 「キッチンきねや」

2007-11-20 10:59:47 | 静岡県


駿河区小鹿 (おしか) の「キッチンきねや
実に15年ぶりの訪問である。

当時は、余程やる事が無かったのか、すぐ近くの競輪場に開催があるたび通っていた。
もっとも勝率は ご推察のとおり 田尾監督時代の楽天イーグルスにも遠く及ばなかったので
僕たちは競輪場のことを “小鹿銀行” と呼んでいた。
銀行といっても振込専門で引き出した記憶はほとんどない。
職場のオッチャンからは「たまには おろしてこい!」と言われたが、その後も募金は続いた。

そんなある日、珍しく第1レースが的中し、少しばかり懐が温かくなった。
持っていても どうせ帰りには秋風が吹く。
「ええぃ、使っちまえ!」 って事で入ったのがこの店。
転がり込んできたお金で食べた ポークステーキの味は格別だった。

で、今日が久々の来店。
当然、注文は看板メニューのポークステーキ。
おろし玉葱とニンニクのソースがふんだんにかかった厚切りの豚ロースが
鉄板の上でジュージュー音を立て、もうもうと立ち昇る湯気と共に運ばれてくる。
ご飯、味噌汁、サラダが付いて1050円。
昼から贅沢しすぎかな。

入口の方のお客さんが “カキフライ” って言っている。
ああ そういう時期だよなぁ。

キッチンではシェフがリズミカルにペティナイフで玉ねぎを刻む。
おいしい 町の洋食屋さんは15年経ってもあの日のままだ。