懐かしい雑誌が出てきた。私が占いを学び始めの頃によく読んでいた、エルフィンという雑誌だ。いまはもう廃刊になってしまっている。
この写真の号は、1994年のもの。占いや心理、神秘関係に関する記事が載っているのだけれど、女性向けの雑誌にしては、カラーページは少なく、内容もけっこうマニアックなものが多かった。
私は、西洋占星術に興味を持ち始めてからの数年間は、小惑星からの影響も分析したり、ホロスコープを凝視し、重箱の隅を突付くような細かいことまで、あーでもない、こーでもないと、同じように占いを学ぶ仲間と議論しあったことも多々ある。今となっては懐かしい思い出だなぁ。
でも、そのような過程を経てきて思うことは、本当に占いを自分のものにしていくためには、知識ばかりを詰め込んでも意味はない、ということだ。占いビギナーの頃は、人の心をまず見るということを忘れ、星の動きや占いマニュアルばかりに注意を向けていた気がする。運命シナリオは、決して心と無関係に存在しているのではない、というのに。
約2年ほど獅子座に滞在していた土星はようやく、9月3日からお隣の乙女座に移行。獅子座の私にとって、これはなにかスッキリした大きな変化が現れるかもしれないなぁと、密かに期待。
そもそも土星は、試練の星といった印象の強い、どちらかと言えば、傍にはあまりいて欲しくない星ですから。 ただ、吉凶両面の要素を持つので、一概に凶星とは言えないし、私もこの2年間の間には、土星からの課題をこなすことによって、ずいぶん成長した気がするのはたしか。