一瞬一瞬で変化をし続ける気象状況は、人の心や感情とよく似ているものですよね。
季節でいえば私は秋が一番好きで、その中でも小春日和の晴れた日が一番好きです。
気分も良く、身体の調子も一番良い時期です。
でも、秋の季節はずっとは続かないし、晴れの日だってずっと続くことはありません。
寒い季節もあれば、暑い季節だって巡ってくる。
雨の日もあれば、風の日もあり、清々しい晴天の日もある。
人の心や感情も、楽しい気持ちがずっと続くわけでもなければ、悲しみだけががずっと続くこともありません。
その時々で様々に繊細な変化を続ける人の心は、気象の変化ととても似ているものなんだ、と改めて思いました。
気象で考えると、ずっと過ごしやすい快適な気温のまま、大きく天候が荒れない日がずっと続けばいいなぁ、と思うものの、それって人間をはじめとする全ての生物や、地球環境にとって必ずしも良いこととは言えないはず。
人々に大きな災害をもたらす地震や台風でさえも、地球にとっては必要な自然現象だと思うので、仮にそれを人工的に止めるようなことができたとすれば、さらに大きな異変となって地球が反動を起こすような気もします。
同様に人の心も感情も、常になにかわけがあって動きを見せているのですから、それを無理に抑え込んだりすることは、かえって逆効果となり、さらには心の自然治癒力みたいなものまで封じ込めることになるのでは❔
大泣きするような大きな悲しみを受け入れることも、その瞬間の自分にとっては必要な自然現象なのかもしれない。
怒りの感情は、それに任せて人を傷つけるなんてことは避けたいけれど、自分の中ではそれをしっかり感じて受け入れた方が、こじれることなく解消される気がします。
嵐の渦中にいるともう二度と晴れた日なんてくるはずない!と思ってしまうけど、心も感情も天気と同じ。
再び晴れた日も曇りの日も風の日も、必ず巡ってくる。
いつ襲ってくるかはわからない災害に備え、心の防災準備は日頃からしておいた方が良さそうかな。