オシャレ電話ⅩⅩⅩⅩⅩⅢ 私の周りにピポパピボ♬

夕陽が丘三号館、この番組にプッシュサウンドのCMが出て来ました。舞台になっている団地はモダニズム先端で、システムキッチン、様式トイレ、様式バスが妹揃った団地生活の家族模様のドラマでした。多摩丘陵に続々と建ったニュータウン街。今は、高齢化が進み、大変な社会環境だとニュースで報じられています。

プッシュホンは、こんな高度経済成長の時代に誕生した商品。少女が、ベレー帽風の電話カバーを外し、軽やかにボタン操作をし、電話を楽しんでいるシーン。個人個人に１台の電話器があるなんて自由はありませんでしたし、恋人トークなんて、ヒソヒソ公衆電話でしている時代でした。

オシャレ電話ⅩⅩⅩⅩⅩⅡ 短縮ダイヤル

男性の私でも、女性がときめきを感じる音や手触りが理解出来ます。短縮ダイヤルの登録、電話計算機能、音とタッチを楽しみながら、まさにエンジョイテレフォンです。当時物のマニュアル欲しくなりなす。

短縮ダイヤルは、アスタリスク＊を用いて登録します。市外局番から長い電話番号をプッシュし、＊０１とか０２とかして登録します。次回から＊０１と押せばかかるんですね。今は、スマホで簡単に登録出来る機能ですが、当時は電話器限定の機能がトレンディでした。コンサートやイヴェントチケットなんか、先着受付だから、チケット会社のダイヤル登録してあれば、人気チケットがゲットしやすいので、よく利用されていたようです。

オシャレ電話ⅩⅩⅩⅩⅩⅠ 節目あるサイン

間違い電話察知機能は、ツープッシュ目をゆっくり押すと流れるみたいです。だからボタンを押し変える場合は、タップする感じで完全に音を切ってから、次のボタンを押しっぱなしに　すると、警報が鳴らないように出来るらしいです。受話器上がりの警報がプッシュサウンドと共存すると音量がだんだん上がり、優しい音色がけたたましく豹変します。そんな時はプッシュサウンドが負けないように親指でボタンをギュ～ッとボタンホールと平らになるまで押しています。３０秒でかわいいプッシュサウンドが戻ります。親指を人差し指に指継ぎし、押す力を優しくしながら音を持続します。ポ〜とかピ〜とか畳み掛けるような音色がボタンから指を離すまで楽しめます。指を離すと、パチンとバネ戻りの音がして、耳元でポチッという切断音がします。同時にツ〜という通話可能サインが戻ります。全てに優しい音色、いじるのがグセになります。

オシャレ電話ⅩⅩⅩⅩⅩ ボタン渡り

ボタンを押しっぱなしにしたり、リズミカルにポンポンとタップするようにしたり、音の波形を変えるのは楽しいです。ボタンの移りをゆっくりすると、前に押されていたボタンの音が優しく持続します。次のボタンをボンボンとタップすると、耳元でガサガサという音がします。一旦ボタンを押し止めてから、次のボタンを押さないと、その音が鳴りません。発信可能音、受話器上がりの警報が鳴らないようにするには、フックボタンでこまめに回線を切断すると、優しい電子音がずっと持続します。