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趣味の楽器、旅など徒然に語っています。

オシャレ電話61 左から押すとラシドそして

2023-07-02 22:38:25 | 昭和の道具
before
after
トーン信号の音色は、左からラシドで聞こえますが、押す段が1段目2段目3段目4段目の左側の最初の音によってキーが変化していく感じがします。最初の調が決まると、上下左のどのボタンを押しても調が同じに聞こえます。微妙に変わる調性を回線は判断して番号を交換機に送っているようです。賢い仕組みです。ボタンを押し止めるとポチッと耳元で区分の音がして、次のキーを押すまでの間に空白の時間が生まれます。この空白の時間の間に、回線を繋ぐか該当する番号がないか判別しているのだと思います。最初の回線エラーと受話器上がりの警報が鳴り終わると、再び、澄んだピー、ポー、パーの音が持続します。ずっと押しっぱなしにして、音を伸ばしていられます。警報が鳴らないからずっと押しっぱなしを楽しめます。



オシャレ電話59  ボタンストローク

2023-07-02 20:09:36 | 昭和の道具

膝に本体を載せ、ボタン径やストロークを計ってみました。縦・横10ミリ、ストローク3ミリ、真ん中が円丸凹んでいるから、内接円構造です。すごく押しやすいです。よく音を聞き取ると、音階的には、147*ラ、2580シ、369#ドという感じです。オクターブの上下はなく、この3種類の音のどこが押されたかで番号が識別されているみたいです。柔らかで耳に優しい音です。

オシャレ電話58  続々楽器のような電話器

2023-07-02 15:37:50 | 昭和の道具

楽器のような電話器を知るためには、まず、ダイヤル回線とプッシュ回線ってどう違うか知らなくてはなりません。そこで資料の引用をいたします。
ダイヤル回線
ダイヤルした数字に対応した回数のダイヤル・パルス信号を発することで電話をかける番号を伝達する方法です。
受話器を耳に当てながらダイヤルすると、バタパタバタバタというような無味乾燥なダイヤルが戻る音がして、これがパルス信号音なんですね。

プッシュ回線
ダイヤルした数字に対応した信号音(プッシュボタン信号)を発することで電話番号を伝達します。数字に対応したピポパピボの音色がこれなんですね。微妙に音階になっていなくても、セント(高低)変えと波型(レゾナンス)変えをして、シンセサイザーそのものの音源理論を取り入れているわけです。和音が作れないモノフォニック機構は、誤発信防止の処置でしょう。さらに、複数ボタンを押された場合でもダイオードが働き、最初に押されたボタンの音だけが発信に使われる賢い仕組みです。
素人のかじり雑学です。誤りがありましたら、ご指摘ください。